メルマガ開封率の平均は?開封率を上げる5つの方法を解説

マーケティングオートメーション

「メルマガ配信を検討しているが、どの程度の開封率が見込めるんだろう…」
「自社で配信しているメルマガ、開封率は平均的に獲得できているのだろうか…」

今回は上記のようにメルマガの開封率についてお悩みの方に役立つよう、メルマガ開封率の平均や、開封率を上げるコツを解説します。

少しの工夫で行えるものばかりですので、ぜひ自社のマーケティング施策にお役立てください。

資料で詳しく確認したい方はこちらへ

メルマガ開封率の平均

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アメリカのオンラインマーケティング会社Constant Contact Incが行った調査(*)によると、2022年1月におけるメルマガ開封率の平均は全産業で28.8%という数値でした。

産業によりメルマガ開封率の数値には多少の違いがあり、産業別の数値は以下の通りです。

産業別・メルマガ開封率平均(表1)

産業名メルマガ開封率
コンサル20.12%
教育33.30%
金融20.89%
不動産25.82%
テクノロジー19.79%
旅行・観光30.42%

折り込みチラシの反響率は0.01〜0.3%程度とされており、メルマガは費用対効果の高いマーケティング施策であると考えられます。

(*)Constant Contact Inc|Average industry rates for email as of January 2022

メルマガ開封率の目安

自社でメルマガを配信する時、上記産業別のメルマガ開封率と合わせて、顧客属性別のメルマガ開封率も目安を定める際の参考材料になります。

顧客属性別のメルマガ開封率(表2)

顧客属性メルマガ開封率
潜在・新規顧客(見込み客)3~10%
一般顧客10~20%
ロイヤルティ顧客15~20%

上記からも分かるように、顧客ロイヤルティが高い顧客ほど、メルマガ開封率が高くなります。
また表1のように産業によってメルマガ開封率は変動があるため、高い反響が見込める産業であれば、目安値も自ずと高くなります。

上記2つの軸を踏まえ、自社に適したメルマガ開封率の目安を定めると良いでしょう。

メルマガ開封率の計算・測定方法

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では具体的なメルマガ開封率の計算方法と、測定方法を紹介します。

メルマガ開封率の計算方法

メルマガ開封率の計算方法は、以下の通りです。

メルマガ開封率(%)=開封数÷有効配信数×100

有効配信数とは、メルマガがエラーなどで返送されず、ユーザーに無事メルマガを送付できた数を表します。

具体的には以下のようにメルマガ開封率を算出します。

メルマガ配信数:10,000通
メルマガ開封数:3,000通
有効配信数:9,000通

開封数(3,000通)÷有効配信数(9,000通)×100=メルマガ開封率(33.3%)

メルマガ開封率の測定方法

上記の通り、実際にメルマガ開封率を計算する際は、メルマガが開封された数を算出する必要があります。この開封数を算出する際、以下のツールやシステムを用いて測定するのが便利です。

  • アクセス解析ツール
  • MA(マーケティングオートメーション)
  • メルマガ配信システム

アクセス解析ツールは無料で使えるツールもあるため、比較的導入しやすい点が魅力です。
メルマガ配信システムはその名の通り、メルマガに特化しているため、操作性にも優れています。

一方MAはマーケティング業務を複合的に管理できるため、汎用性が高く、業務効率化や生産性向上を図りたい企業には特におすすめのツールです。

以下の記事で詳しく説明していますので、ぜひ合わせてご覧ください。

メルマガの開封率を上げる5つの方法

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では次にメルマガ開封率を上げる上で、特に重要となる5つのコツを紹介します。

件名にベネフィットを記載する

メルマガの開封率を上げるために、件名はなるべく短めに、かつ読者がメルマガを読むベネフィットを記載するのがポイントです。

どんな内容がメルマガに記載されているのか、つまり読んでメリットのあるメルマガであるかを件名で記せなければ、仮にメルマガ本文で有用な内容が記載されていても意味がありません。

読者がベネフィットと感じやすい内容は主に以下の通りです。

  • ”お得”の訴求:「○○%オフ」「○割引き」「限定セール」など
  • ”希少性”の訴求:「メルマガ読者限定」「先行案内」など
  • ”限定”の訴求:「期間限定」など
  • ”新奇性”の訴求:「本当の事実」「意外な調査結果」など

上記の内容を複数織り交ぜると、より読者にベネフィットを感じられやすいメルマガの件名に仕上がるでしょう。

配信元は企業担当者名を入れる

メルマガを配信する際は、配信元を企業名でなく企業の担当者名に設定しましょう。
企業の担当者名の方が、読者に親近感を持たれやすく、メルマガの開封率向上につながります。

ただし担当者名だけだと、配信元がわかりにくいため、企業名も合わせて記載しましょう。

配信日や時間帯を工夫する

メルマガの配信日や時間帯は、読者の反響が高い日時を狙うと高い開封率につながります。
これからメルマガを新たに配信する際は、HP訪問等のデータを参照し、配信日や時間帯を決めると良いでしょう。

配信してからABテストを繰り返し、より効果的な配信日・時間帯を見極めていくのも有効です。
すでにメルマガを配信している際は、これまでの配信データを分析し、反響の大きかった配信日・時間帯を狙いましょう。

閲覧デバイスに最適なメールを送る

メールは閲覧デバイスによって見え方が異なります。

もし配信するデバイスに応じてメルマガが最適化されず、同一のメルマガが届く場合、メルマガ読者の利用率が高いデバイスに適したメルマガを配信しましょう。

PCで閲覧する読者が多いにも関わらず、スマートフォン向けのメルマガを送付していれば、レイアウトの見にくさなどから読者から好印象が得にくいです。

もし仮に一度開封してくれたとしても、次回以降の開封は見込みにくくなるため、開封率の低下につながります。

適切な配信頻度を心がける

メルマガは顧客に負担にならず、かつ忘れられない程度の配信頻度に保つことが重要です。
毎日2~3回配信など、あまりにも頻繁に配信をすれば敬遠されやすく、購読解除につながります。

一方で半年に1回など配信頻度が少ないと、メルマガを受け取っても読者が企業やサービスを思い出すのに時間が掛かるため、効果的とは言えません。

サービスの種類別に、目安となる配信頻度は以下の通りです。

配信頻度サービスの種類
毎日情報鮮度が重要なサービス:エンタメ、情報メディアなど
週2〜3回程度BtoC向け低単価サービス:食料品、ファッション、美容、スマホなど
月1〜2回程度BtoBサービス全般またはBtoC向け高単価サービス:自動車、保険など

自社に適したメルマガの配信頻度は、ABテストなど検証を行い決めると、より効果的です。

メルマガ配信の注意点

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メルマガは広告を行うメールのため、特定電子メール法(特定電子メールの送信の適正化等に関する法律)の適用対象となります。

特定電子メール法では、広告宣伝メールにおけるオプトイン方式の規制や、表示義務について規定されています。
メルマガを配信する際は、特定電子メール法を遵守するよう気をつけましょう。

詳しい説明は以下をご参照ください。

総務省|特定電子メールの送信の適正化等に関する法律のポイント
消費者庁|特定電子メールの送信の適正化等に関する法律(特定電子メール法)

メルマガ配信を効果的に行い開封率を上げよう

ここまでメルマガ開封率の平均値から、開封率を上げるコツなどを説明しました。

メルマガは全産業で28.8%と比較的高い開封率が見込めるマーケティング施策です。
メルマガの開封率を上げるためにも、ぜひ以下の成功事例を参照し、自社のメルマガ配信を成功させましょう。

下記資料では、効果が高かった自社のメールマーケティング事例を公開しています。是非こちらから資料をダウンロード下さい。

著者(writer)
Sienca 事務局

MA(マーケティングオートメーション)の基本設計や導入支援、運用サポートを実施しているチームです。MAのみならず、広告やCDPと連携した施策の実行経験も豊富であり、それらをもとにブログをお届けします。

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