Twitter広告の特徴や種類費用、ターゲティングについて詳しく解説
Twitter広告の導入を検討されている方、またはTwitter広告をやりたいけれど何から始めれば良いかお困りの方向けに、Twitter広告の特徴や、料金、広告の種類などを解説していきます。
Twitter(ツイッター)広告とは
Twitter広告は、Twitterのタイムライン上や検索結果、リプライ欄などに広告を配信できるサービスです。Twitterの日本国内利用者数は2017年10月時点で4,500万人を突破しており、日本の総人口1億2,670万6千人から考えると日本人の三割以上がTwitterを利用していることになりますので、それほどに強い影響力を持っています。
(参考:令和3年8月総務省情報通信政策研究所調査結果)
また、Twitter広告は、他のWEB広告と比べて26%長く見られていると言われています。それだけTwitter広告が広告色の強くない視認性・ターゲティングに優れているともいえます。
(引用元:Twitter公式)
Twitter広告の特徴
Twitter広告の大きな特徴は「拡散」による配信範囲の拡大です。二次拡散と呼ばれる現象で、広告が直接配信されたユーザーからそのフォロワーにリツイートやシェア(共有)で再び拡散されることを言います。
また、Twitter広告に対する課金は一次拡散のみに行われるのも特徴です。
二次拡散に対しては非課金となり、拡散が進むほど費用をかけずお得に配信を広げることができます。
Twitter広告の費用
Twitter広告は最低利用金額がありませんので手軽に始められる点が人気です。下記では費用にまつわる内容を解説していきます。
Twitter広告の費用目安・相場
予算は1円から設定することも可能ですが、Twitterはオークション形式のため実のところ極端に少額では配信自体が難しくなります。
また、配信データが溜まらないと「良い・悪い」の判断材料といえるほどの統計情報が集まりませんので、小規模であっても最低 数万円〜数十万円/月の予算を確保することをおすすめします。ある程度の効果・検証を見込める金額は30万円/月が目安と言われています。
課金方式の種類
Twitter広告はキャンペーンの目的に応じて課金方式が異なります。
「閲覧」「返信」「リツイート」のようなユーザーのアクションが発生した場合のみ課金される仕組みとなります。それぞれの費用感や特徴を理解した上で選択しましょう。
目的 | アクション | 目標 | 課金対象 |
ブランド認知度の向上 | リーチ | Twitter広告のリーチを最大限に拡大する。 | インプレッション数 |
購入検討 | 動画の再生数 | ユーザーに動画を閲覧してもらう。 | 動画の再生数(コストパービュー) |
プレロール再生数 | 広告とプレミアムコンテンツを組み合わせる。 | プレロール再生数(コストパービュー) | |
アプリのインストール数 | アプリのインストール数を増やす。 | インプレッション数(推奨)またはアプリのクリック数。 | |
ウェブサイト訪問数 | ウェブサイトへの訪問数を増やす。 | リンクのクリック数(コストパークリック) | |
エンゲージメント数 | ツイートで利用者のエンゲージメントを増やす。 | エンゲージメント数(CPE) | |
フォロワー数 | ブランドのオーディエンスを増やす。 | フォロー数(コストパーフォロー) | |
コンバージョン | アプリのリエンゲージメント数 | アプリでのアクションを増やす。 | アプリのクリック回数(コストパーアプリクリック) |
Twitter広告の種類(広告メニュー)
Twitter広告は現在5つのカテゴリーがありますが、こちらでは代表的な広告を3つご紹介します。
プロモ広告(旧プロモツイート)
プロモ広告とは、タイムラインなどへ通常のツイート形式で出稿する広告です。
幅広いユーザー層への広告の表示や、または既存のフォロワーからのアクションを増やしたい場合に向いています。ユーザーは通常通りリツイートや返信、いいねなどが行えます。
フォロワー獲得広告(旧プロモアカウント)
現在フォローしていないTwitterアカウント、または興味を持ちそうなアカウントに対しフォローをおすすめする機能です。
タイムライン、[おすすめユーザー] セクション、検索結果など、Twitterのさまざまな場所に表示され、ユーザーと関連性の高いフォロワー獲得広告がリストに出ます。
トレンドテイクオーバー(旧プロモトレンド)
トレンドリストや [話題を検索] タブの最上部に、広告を24時間にわたり独占的に掲載できる広告です。トレンドと連動し、会話の始まる場所である[話題を検索] タブにメッセージを表示します。こちらは現在企業限定となり、個人広告主は利用することができません。
Twitter広告のターゲティング
Twitterでは、独自の機能によるデータをもとにしたピンポイントなターゲティング設定が可能です。様々な設定を任意で行えてしまう分、ターゲティング設定を見誤ると全く反響を得られずコストだけ無駄に消費する事態になりますので最大限のパフォーマンスを得られるよう、ターゲティング設定の機能を有効活用していきましょう。
テイラードオーディエンス
既に繋がりのあるユーザー向けにターゲティングを行う方法です。
- オーディエンスリスト:Eメールリスト、影響力のあるTwitterユーザーに対してアプローチ
- ウェブサイト:ウェブサイト訪問者に対してアプローチ
- モバイルアプリユーザー:アプリユーザーへ広告を表示する方法
オーディエンスの特性
ユーザーの基本属性(デモグラフィック)によってターゲットを絞り込みます。
- 性別:男性/女性/すべて
- 年齢:年齢を指定
- 地域:市区町村で設定も可能
- 言語:日本語など47の言語から選択
- デバイス:iOS/Android/デスクトップ、スマホの詳細な機種設定が可能
オーディエンスの条件
Twitterの独自機能を活用したターゲティング設定です。
- キーワードターゲティング:ツイートや検索をした言葉に基づいたターゲティング
- ハンドル(フォロワー)ターゲティング:フォロー中のユーザーに基づいたターゲティング
- 興味関心ターゲティング:ユーザーの反応や行動に基づいたターゲティング
- 映画とテレビ番組:映画やテレビ番組への反応に基づいたターゲティング
- イベント:世界中のイベントに関心のあるユーザーへ行うターゲティング
- 会話:ユーザー同士の会話に基づいたターゲティング
Twitter広告のポイント
ここまでで特徴や費用に関して説明しましたが、最後にTwitter広告の大事なポイントをお伝えします。
・フォロワーの増加なども狙ったキャンペーンを実施していく
割引やお得な情報は非常にリツイート率が高いため、二次拡散が期待できます。
・複数のフォーマットを活用していく
広告フォーマットを3種類以上使用すると、広告キャンペーンの認知度が20%、購買意欲が7%向上すると言われています。
(引用元:Twitter公式 https://business.twitter.com/ja/advertising/formats.html )
・ポリシーを守って強制停止(オフボーディング)に注意する
強制停止がおこなわれた場合、そのアカウントに紐づく全ての広告キャンペーンが停止されてしまうためポリシーに違反しないよう注意しましょう。
【まとめ】Twitter広告をはじめてみよう
商材によってTwitter広告はユーザーの属性と上手くはまり、大変な反響を呼ぶこともできます。
利用を開始する前に、自社が宣伝したい内容がTwitter広告で効果的にプロモーションできるかしっかり検討してから取り組みましょう。