ChatGPTの「GPT-5」とは?性能や料金、使い方を徹底解説!
「ChatGPTの新モデル、GPT-5って何が変わったの?」
「料金や使い方をわかりやすく知りたい…」
ChatGPTについて、このような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
2025年に登場したGPT-5は、OpenAIが開発した最新の大規模言語モデルで、従来のGPT-4から性能・精度ともに大幅に進化しています。
特にマルチモーダル対応や推論精度、生成速度やハルシネーションリスクの低減など、これまで課題とされてきた部分が大幅に改善されました。
本記事では、GPT-5の概要や特徴、料金プラン、使い方の手順、利用時の注意点までを初心者にもわかりやすく解説します。
ChatGPTをさらに活用したい方や、社内業務の効率化を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
ChatGPTの最新モデル「GPT-5」とは?

GPT-5は、ChatGPTの基盤モデルとして、OpenAIが2025年8月にリリースした最新バージョンです。
GPT-5では、テキストだけでなく、画像・音声・コードなど多様な入力に対応し、「この問い合わせを動画用スクリプトとして書いて」「この画像を説明文付きで要約して」など、従来モデル以上に“実務型の使い方”がしやすくなっています。
また、レスポンスの速度が上がり、複雑な推論タスクにも強くなったため、たとえば「競合分析レポートを生成」→「キャッチコピー案を10個作成」→「SNS投稿用に変換」など、一連の流れをスムーズにこなすことが可能です。
現在ではChatGPTの既定モデルとして展開されており、ログインユーザーは追加設定なしでGPT-5を利用できるようになっています。
開発者向けAPIでもリリース同日に提供が開始されており、業務アプリや自動化ワークフローへの実装も可能です。
GPT-5の主な特徴|GPT-4から何が変わった?

「GPT-5はGPT-4から何が変わったの?」という疑問を抱えている方は多いでしょう。
ここからは、GPT-5の特徴として以下7つを紹介します。
- 高速応答と深い推論を切り替えるモデル構成
- マルチモーダル性能の向上
- ハルシネーション低減と情報の正確性向上
- コーディング性能の進化
- 文章作成能力の向上
- 医療・ヘルスケアに関する回答の信頼性が向上
- 回答内容の傾向が変化
それぞれの機能について、詳しく見ていきましょう。
高速応答と深い推論を切り替えるモデル構成
GPT-5では、利用目的やタスクの内容に応じて、AIの思考レベルや回答速度を切り替えられる以下4つのモデルが搭載されています。
- Instant
- Thinking
- Auto
- Pro
それぞれのモデルの特徴や利用シーンについて、詳しく見ていきましょう。
Instant
「Instant」は、GPT-5の中で最も処理速度が速いモデルです。
短文の要約やメール文面の作成、SNS投稿のキャッチコピー生成など、“すぐに答えがほしい場面”で活躍します。
従来モデルよりも応答時間が短縮されているため、軽いリサーチや日常における質問などに最適です。
ただし、思考の深さよりもスピードを優先しているため、複雑な分析や専門的な内容の調査・出力には向いていません。
より深い思考・調査を求める場合には「Thinking」モデルを利用するようにしましょう。
Thinking
「Thinking」は、GPT-5で最も「深い思考」と「高精度な推論」を行えるモデルです。GPT-5から新しく搭載されたモデルとして注目を集めました。
Instantが“スピード重視”であるのに対し、Thinkingは“考え抜くAI”として設計されています。
そのため、複雑なロジックやデータ分析、戦略立案、長文の構成など、複合的な思考が求められるタスクに向いています。
Pro
「Pro」は、GPT-5シリーズの中で最も高性能な“プロフェッショナル向けモデル”です。
他のモードよりも大容量のデータを扱える仕様になっており、長文生成・大規模なデータ分析・高難度の推論を要するタスクに適しています。
たとえば、数万文字の報告書作成、複雑な数式を含むデータ整理、コードの最適化なども短時間で処理可能です。
特に、企業での導入やチーム単位の業務効率化を目的とする場合、Proモデルを選ぶことで、より安定した出力と柔軟な応用が期待できるでしょう。
Auto
「Auto」は、GPT-5の4つのモデルの中で最も柔軟に動作する“自動最適化型”モデルです。
ユーザーがプロンプトを入力・実行すると、AIが内容を分析し、Instant・Thinking・Proの中から最適なモードを自動で選択して処理を行います。
そのため、利用者は細かな設定を意識せず、常に“最もバランスの取れた回答”を得ることが可能です。
日常使いやビジネスにおける簡単な質問・生成であれば、Auto機能を使うだけでも十分でしょう。
マルチモーダル性能の向上
GPT-5では、「文章を理解して答える」だけでなく、画像・音声・動画など複数の情報を処理できるマルチモーダル機能がさらに強化されました。
たとえば、画像をアップロードして「この資料の内容を要約して」と依頼すれば、図表やレイアウトの構成を読み取り、自然な文章で要約してくれます。
また、音声ファイルを入力して議事録を生成したり、写真から商品の説明文を作成したりすることも可能です。
これにより、テキストだけに頼らず、“人の五感に近い理解力”を備えたAIとして活用の幅が広がりました。
特にマーケティング現場では、「動画広告の台本作成」「画像付きSNS投稿の生成」「音声データの文字起こし」など、複数のメディアを横断した制作ワークフローがスムーズに行えるようになっています。
ハルシネーション低減と情報の正確性向上
GPT‑5では、前モデルに比べて誤情報(ハルシネーション)の発生率が大幅に低くなったのも大きなポイントです
これまでのモデルでは、存在しない情報を“それらしく”答えてしまうことがありましたが、GPT-5では情報の裏付けと自己検証のプロセスが強化されています。
実際、OpenAIの公式発表によるとWeb検索をオンにした状態では45%、Thinkingモードにおいて80%ものハルシネーションリスクが軽減されているとのデータも。
これまでよりも誤情報を生成する可能性が低くなったことで、ユーザーはより安心してChatGPTを利用できるようになっています。
コーディング性能の進化
GPT-5は、これまでで最も“プログラマーに寄り添うAI”として設計されているのも特徴です。
これまでのChatGPTシリーズでもコード生成は得意でしたが、GPT-5では「理解力」「正確さ」「柔軟性」の3点が大幅に進化しました。
たとえば、実際の開発現場で行うような「バグ修正」「既存コードの編集」「複数ファイルをまたいだ仕様確認」までサポート可能です。
単なるコード出力ではなく、なぜその処理を選んだのかを事前に説明してから実行してくれるため、まるで経験豊富な同僚とペアプログラミングをしている感覚を味わえます。
なお、OpenAIの発表によると、主要ベンチマーク「SWE-bench Verified」では74.9%、多言語テスト「Aider polyglot」では88%という高い精度を達成。
さらに、フロントエンド開発分野では従来モデル(o3)を約70%の精度で上回る結果が報告されています。
文章作成能力の向上
GPT-5では、文章作成における表現力と構成力が大幅に強化されました。
従来のGPT-4では「文法的には正しいけれど、どこか不自然」「内容が浅い」と感じるケースもありましたが、GPT-5では文脈理解力と自然な日本語表現が格段に向上しています。
たとえば、記事構成や資料作成の際に「結論→理由→具体例→まとめ」という流れを自動で組み立てたり、読み手のトーンに合わせて文体を調整したりすることも可能です。
また、GPT-5では語彙の多様性が増し、同じ内容でも表現を繰り返さずに自然なリズムで文章を展開できるようになっています。
医療・ヘルスケアに関する回答の信頼性が向上
GPT-5では、医療・ヘルスケア分野に関する回答の正確性と信頼性が向上しています。
具体的には、「高血圧の基準値は?」「糖尿病の初期症状を教えて」などの質問に対しても、一般向けにわかりやすく、かつ正確な情報を提示することが可能です。
これまでのAIモデルでは、専門用語の誤用やデータの引用ミスなどが課題でしたが、GPT-5では最新の医学文献や公式ガイドラインを参照した学習が強化されており、より根拠に基づいた回答が可能になっています。
実際、OpenAIではGPT-5はヘルスケアに関する回答の正確性を測る指標である「HealthBench」において、過去のどのモデルよりも高いスコアを獲得したと発表しており、回答の信頼性の高さがうかがえます。
回答内容の傾向が変化
GPT-5では、回答の「傾向」にも大きな変化が見られます。
これまでのモデルでは、ユーザーの意見に過度に合わせたり、曖昧な答えを返したりする「迎合的」な傾向が指摘されていました。
しかしGPT-5では、AIが持つ知識や根拠をもとに、より中立的で誠実な回答をするように調整されています。
たとえば、倫理的な判断が求められる質問や、意見が分かれるテーマについても、「賛成・反対どちらの視点からも成り立つ理由」を提示し、ユーザーが自ら判断できるよう導く構成になっています。
また、質問意図の理解精度が上がったことで、「質問に直接答えていない」「同じ内容を繰り返す」といった不自然さも減少しました。
GPT-5の料金プラン

ChatGPTには、現在5つのプランが用意されています。それぞれのプランの違いは、以下のとおりです。
| Free | Plus | Pro | Business | Enterprise | Education | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 料金 | $0 | $20 | $200 | $25~ | 要問合せ | 要問合せ |
| 利用できるモデル | GPT-5 GPT-4o | GPT-5 GPT-4o | GPT-5 GPT-4o | GPT-5 GPT-4o | GPT-5 GPT-4o | GPT-5 GPT-4o |
| 利用制限 | ・5時間あたりの10件までのメッセージ送信 | ・3時間ごとに160件までのメッセージ送信 ・Thinkingモードは、週3,000回のメッセージ送信まで | なし | ・Thinkingモードは、週3,000回のメッセージ送信まで | なし | なし |
| Proモード | – | – | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 特徴 | 制限付きでGPT-5を無料で利用可能。 | 費用と機能のバランスがとれたプラン。 | すべての機能を無制限で利用可能 | 法人内での管理者や権限者を設定可能。セキュリティ対策が充実。 | 法人向けの上位プラン。クレジットに応じた柔軟な料金設定。 | 大学向けプラン。専用ワークスペースや管理者設定が可能。 |
GPT-5はFreeプランでも利用可能ですが、5時間あたりに送信できるメッセージや質問数に制限があります。
そのため、日常的に利用する方やビジネスで利用する場合には最低でもPlusプランへの加入がおすすめです。
なお、ChatGPTのプランや制限内容に関する最新情報は、OpenAIの公式サイトを参照してください。
GPT-5のAPI利用にかかる料金
GPT-5を自社サービスやアプリに組み込む場合は、OpenAI APIを利用する必要があります。
ただし、OpenAIのAPIはChatGPTのような定額制ではなく、トークンに応じた従量課金制が採用されており、利用量によって料金が変動します。
各モデルの100万トークンあたりの費用は、以下のとおりです。
| 入力(100万トークンあたり) | 出力(100万トークンあたり) | |
|---|---|---|
| GPT-5 | $1.25 | $10 |
| GPT-5 mini | $0.25 | $2 |
| GPT-5 nano | $0.05 | $0.4 |
GPT-5の使い方
GPT-5を使う手順は非常にシンプルです。初めて使う方も以下を参考に、GPT-5を利用してみましょう。
- ChatGPTへアクセスする
- 右上の「ログイン」もしくは「無料でサインアップ」をクリックする

- Googleアカウントやメールアドレスなど、利用しやすい方法でログインする

- トップページが開くので、プロンプトを入力する

- 回答が表示される

なお、プロンプトを入力する際に画像や動画を追加したい場合は、入力欄の左側にある「+」マークをクリックすることで、添付が可能です。

また、「+」マークからはより詳しい検索が可能なDeep ResearchやWeb検索などのモード切り替えを行うこともできます。
GPT-5を使う際の注意点

GPT-5は非常に高性能なAIツールですが、活用する際には情報管理と信頼性の2点に注意が必要です。
それぞれの注意点について、以下で詳しく見ていきましょう。
個人情報や業務データの扱い
GPT-5を使うときにまず注意すべきは、入力する情報の取り扱いです。
GPT-5に入力したデータは、OpenAIのシステムを通じてクラウド上で処理されるため、社外秘情報や個人情報をそのまま入力するのは避けましょう。
たとえば、顧客リストや社内の契約書データなどをプロンプトに貼り付けると、情報漏えいのリスクが発生します。
そのため、ChatGPTを社内などで利用する場合は、個人情報や機密情報の取り扱いについてガイドラインを作成し、全社で徹底することが大切です。
なお、「Business」や「Enterprise」プランでは、データが学習に使われない設定や、管理者によるアクセス制御ができるので、法人で利用する場合は加入を検討しましょう。
情報の正確性
GPT-5を利用する際は、生成される内容の正確性にも注意が必要です。
GPT-5はGPT-4に比べてハルシネーション(誤情報の生成)が大幅に減っていますが、誤った情報が生成される可能性はゼロではありません。
とくに法律・医療・金融などの専門分野では、誤った情報をそのまま引用するとトラブルにつながるおそれがあります。
たとえば「契約書のひな形を作って」と依頼した場合、文面自体は自然でも法的に無効な条項が含まれるケースもあるので注意しましょう。
AIによって生成した内容は必ず人間による確認やファクトチェックを行うことが大切です。
GPT-5に関するよくある質問

GPT-5は登場したばかりの最新モデルということもあり、「無料で使える?」「いつから利用できる?」といった質問が多く寄せられています。
ここでは、利用前に知っておきたい代表的なQ&Aを紹介します。似たような疑問を抱えている方は、ぜひ参考にしてください。
GPT-5は無料で使える?
2025年11月現在、ChatGPTのGPT-5は無料プランでも利用可能です。
ただし、無料プランの場合は「5時間あたり10件まで」という送信制限が設けられています。
そのため、日常的にChatGPTを使う方は、ビジネスシーンには適さない可能性が高いでしょう。
GPT-5はいつから使えますか?
ChatGPTのGPT-5は、2025年8月にリリースされたモデルです。
現在では、ChatGPTのデフォルトのモデルとして展開されています。
まとめ
GPT-5は、これまでのChatGPTシリーズを大きく進化させた次世代AIモデルです。
テキストだけでなく画像・音声・動画まで扱えるようになり、まさに「AIアシスタント」としての完成度が高まっています。
また、GPT-4と比べて応答速度・正確性・推論力・安全性がすべて向上しており、マーケティング・企画・開発・教育など、幅広いシーンでの活用が現実的になりました。
ただし、利便性が高い反面、入力情報の扱いや生成内容の信頼性には十分注意が必要です。
特に企業利用の場合は、BusinessやEnterpriseプランを導入し、データ管理体制を整えることが重要です。

