コンテンツマッチ広告とその活用方法
コンテンツマッチ広告とは、サイトのコンテンツ(テキスト)の内容を解析し、その内容に関連性が高い広告を“そのサイトに”表示するWEB広告の手法です。
例えば、猫のブログには猫を飼っているユーザーが訪問していることを想定して、キャットフードの広告を配信。肌荒れに関する掲示板では、同じ悩みを抱えているユーザーに向けてスキンケア商品の広告を配信するなど、プロモーションをする商品のターゲットユーザーが訪問するサイトで広告を配信することができます。
また、ユーザーが自らの意思で商品に関連するサイトを閲覧している“その時”に広告を配信できることから、ユーザーが関連する商品・サービスの購入を想起する可能性が高く、「初回無料」や「お試し価格」など、プロモーション内容によってアクションするハードルを引き下げることができればコンバージョンにも期待ができます。
広告商品例
Googleディスプレイネットワーク(以下、GDN)では「コンテンツターゲット」として、ターゲティング方法のひとつとして利用することが可能です。広告を配信するサイトはキーワードやトピックス(≒カテゴリ)で抽出します。
Yahoo!広告のYDNには「サイトカテゴリーターゲティング」があり、カテゴリ一覧からカテゴリを指定できます。指定したいサイトがある場合は「プレイスメントターゲティング」を利用します。
当社が運営するポータルサイトgooの中の「教えて!goo」では、Q&Aページを指定して広告を配信する広告メニューをご用意しています。ページを指定する方法は、GDN同様、キーワードから指定する方法と、約800のカテゴリから指定する方法があります。
教えて!gooには家族・友人・知人には相談しにくい「悩み」や、多くの人の意見を聞きたい「疑問」を抱えるユーザーが月間約3,500万人以上訪れます。そのユーザーが訪れるページで悩み・疑問の解決手段として、商品の利用を訴求できる動画広告を視聴完了単価3.5円(15秒)にてご用意しています。
<メニュー概要>
メニュー名 | 広告仕様 | 課金体系 | 単価 |
教えて!goo インフィード動画 | 動画広告 | 視聴完了課金 | 3.5円 |
コンテンツマッチの活用方法
キャットフードなら猫に関連するサイト、スキンケアなら肌荒れに関連するサイトなど、商品に関連するキーワードやカテゴリから広告を配信するサイトを選択する以外に、例えが古いですが「ビールと紙おむつ」など、その商品と関連性が高い商品のキーワードやカテゴリから抽出したページで広告を配信するという方法も有効です。
それによって、広告を配信できるターゲットの拡大(=新規見込み客の発見)や、競合の少ないページで広告を配信できる(=広告予算の効率化)という効果が期待できます。
それでは、キャットフードでのメインカテゴリを「猫」とした場合、それと関連性が高いサブカテゴリはどのようにしたら発見できるでしょうか?
過去の経験から把握すること以外に、「アナリティクス360」などのアクセス解析ツールで把握することもできます。
最後に
日々バージョンアップを遂げるApple社のITPに加え、ChromeでもサードパーティCookieの利用制限が予定されていることから、今後Cookieを利用した広告配信が大幅に制限されることになります。
それに対して、コンテンツマッチ広告はCookie情報を利用せず、サイトコンテンツの内容に合わせて最適な広告を配信する方式であることから、従来通りのターゲティングが可能であるため、注目度が高まっています。
ChromeでCookie利用が制限されるまでに、コンテンツマッチ広告でも十分なコンバージョンを獲得できる広告運用の確立にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
まずはサブカテゴリの発見からトライしてみることをお勧めいたします。
ディスプレイ広告や動画広告については、こちらの記事でご紹介していますので、是非参考にしてみて下さい。