Google広告を停止する方法は?強制停止の対処法も解説
せっかく費用と時間をかけて設定したGoogle広告。しかし、ある日突然広告が停止してしまい、ビジネスに大きな影響が出てしまう可能性があります。
実は、Google広告は意図的に停止するだけでなく、予期せぬ強制停止になるケースもあることをご存知でしょうか。
本記事では、Google広告が停止されるケース、そして自発的・強制的な停止それぞれの場合における対処法を網羅的に解説します。
- Google広告を停止するケースとは?
- Google広告を自発的に停止する方法
- Google広告を自発的に停止する際の注意点
- Google広告が強制停止される原因
- Google広告が強制停止されたときの対処法
- Google広告の強制停止を避けるためのポイント
株式会社クロスリスティングでは、BtoC、BtoB問わず、様々な業種業態での広告運用で得た知見に基づき、最適な広告プランニングを提供します。広告運用やデジタルマーケティングにお困りの際はお気軽にご相談ください。
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Google広告を停止するケースとは?

Google広告は、自ら意図的に停止するケースと強制的に停止されてしまうケースに分かれます。ここからは、2つのケースに分けてご説明します。
▼Google広告を停止するケース 自発的な停止 強制的な停止 |
自発的な停止
まずは、自発的にGoogle広告を停止するケースです。
広告主の都合で広告を停止したい時は、広告を一時的に停止する方法やアカウントごと利用停止にする方法などがあります。
広告戦略の見直し期間を確保したい時や、予算の都合で一時的に広告配信を停止したい時、新しいキャンペーンに注力するために既存のキャンペーンを停止したい時に活用できます。
Google広告を停止するには、広告・キャンペーン単位で一時停止する方法と、アカウントごと利用停止する方法があります。
アカウントごと利用停止してしまうと、リマーケティングリストに蓄積されたユーザーデータが削除され、貴重なユーザーデータが失われてしまうため注意が必要です。
よっぽどのことが無い限り、Google広告を停止したい場合は広告・キャンペーン単位で一時停止することをおすすめします。
Google広告を自発的に停止する際の注意点についての詳細は後述します。
強制的な停止
次に、Google側の判断で広告配信が強制的に停止される場合です。
Googleは、広告アカウントの強制停止について以下の理由を発表しています。
- 請求とお支払いに関する要件
- Google 広告のポリシーに関する要件
- アカウントの不正使用
- Google アカウントの年齢制限
- Ad Grants のポリシーに関する要件
特に、ユーザー、Google、またはパートナーを危険にさらす行為があった場合には強制的にアカウントが停止されるため注意が必要です。
強制的にアカウントが停止されてしまうと、広告が出稿できなくなるだけでなく、新しくアカウントを作成することもできません。また、関連するアカウントも強制停止になる可能性があるため注意が必要です。
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Google広告を自発的に停止する方法

Google広告は、予算の都合で一時的に広告配信を停止したい時などに自発的に停止することができます。ここからは、以下の3つの段階に分けて停止方法を解説します。
▼Google広告を自発的に停止する方法 広告を止める方法 キャンペーンを止める方法 アカウントを止める方法 |
広告を止める方法
まずは、広告単位で配信を停止する方法です。

①Google広告の管理画面にログインし、左側のメニューバーから「キャンペーン(メガホンマーク)」を選択します。
②キャンペーンのドロップダウンメニューから「広告」を選択します。
③停止したい広告の左側に表示される緑の丸をクリックすると、「有効」「一時停止」「削除」と出てくるので「一時停止」を選択したら完了です。
キャンペーンを止める方法
次に、キャンペーンを止める方法です。

①Google広告の管理画面にログインし、左側のメニューバーから「キャンペーン(メガホンマーク)」を選択します。
②キャンペーンのドロップダウンメニューから「キャンペーン」を選択します。
③停止したいキャンペーンの左側に表示される緑の丸をクリックすると、「有効」「一時停止」「削除」と出てくるので「一時停止」を選択したら完了です。
アカウントを止める方法
最後に、アカウントを止める方法です。
アカウントの利用停止を行うには、以下の要件を満たしている必要があります。
【利用停止の要件】
引用元:Google 広告の利用を停止する|Google広告ヘルプ
アカウントへの管理者権限を持っていること
アカウントのお支払い情報の設定が完了しており、有効であること
要件を満たしている場合は、以下の手順に沿ってアカウントを利用停止できます。

①Google広告の管理画面にログインし、左側のメニューから「管理者(歯車マーク)」を選択します。
②メニューバーから「アカウント設定」を選択します。
③「Cancel my account」を選択すれば、アカウントを利用停止できます。
Google広告を自発的に停止する際の注意点

Google広告を自発的に停止する際には、いくつかの重要な注意点があります。これらの注意点を理解しておくことで、意図しないトラブルやデータの損失を防ぎ、スムーズに広告運用を再開することができます。
▼Google広告を自発的に停止する際の注意点 すぐに停止されない場合がある 利用停止するとリマーケティングリストのユーザーデータが削除される 費用が発生している場合は請求される 残高があると払い戻しされる |
すぐに停止されない場合がある
広告やキャンペーンを停止する操作を行っても、システムの処理に時間がかかるため、すぐに広告配信が停止されない場合があります。通常は数時間以内に停止されますが、場合によっては最大で24時間以上かかることもあります。
また、自動化ルールが有効になっている場合は、停止が完了しない可能性があります。自動化ルールとは、広告の配信ステータス変更や入札単価などを自動で調整できる機能です。設定から機能の一時停止・削除を行い、自動化ルールを無効化しましょう。
これらの理由から、広告を停止した後にすぐに効果が反映されない場合でも、慌てずにしばらく待つようにしましょう。もし、自動化ルールが無効になっていて24時間以上経っても広告が配信されている場合は、Google広告のサポートに問い合わせてみましょう。
利用停止するとリマーケティングリストのユーザーデータが削除される
アカウントを停止すると、リマーケティングリストに蓄積されたユーザーデータが削除されます。リマーケティングとは、過去にウェブサイトを訪問したユーザーに対して、再度広告を表示することで、コンバージョンを促進するマーケティング手法です。
アカウントを停止してしまうと、これらの貴重なユーザーデータが失われてしまい、今後のリマーケティング活動に支障をきたす可能性があります。そのため、今後リマーケティングを行う予定がある場合は、アカウントを停止するのではなく、キャンペーンや広告を停止する方が良いでしょう。
キャンペーンを停止すれば、広告配信は停止されますが、リマーケティングリストのユーザーデータは保持されます。後でキャンペーンを再開する際に、これらのデータを活用して、より効果的なリマーケティングを行うことができます。
残高があると払い戻しされる
アカウントに未使用の残高がある場合、停止手続きを行うと払い戻しされます。払い戻し方法は、支払い方法によって異なります。
クレジットカードや銀行振込など、設定している支払い方法に従って4週間以内に払い戻しされるため、アカウントを利用停止した際には注意しておきましょう。
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Google広告が強制停止される原因

せっかく時間をかけて作成したGoogle広告が、ある日突然強制停止されてしまうと非常に困りますよね。ここからは、Google広告が強制停止される原因を3つご説明します。
▼Google広告が強制停止される原因 Google広告のポリシーに違反しているから 未払いがあるから 不正アクセスが発生したから |
Google広告のポリシーに違反しているから
Google広告には、ユーザーと広告主の双方を保護するために、広告の内容や品質に関するさまざまなポリシーが設けられています。
Googleが定めている広告ポリシーは以下の通りです。
不実表示
引用元:Google広告ポリシーヘルプ
許可されないビジネス手法
組織的な欺瞞行為
誤解を招く表現
不適切な価格設定
クリックベイト広告
誤解を招く広告のデザイン
操作されたメディア
信頼できない文言
関連性が不明確
利用できない特典
これらのポリシーに違反すると、広告の信頼性が損なわれたり、ユーザーに不快な思いをさせたりする可能性があるため、Googleはポリシー違反に対して厳格な対応をとっています。
広告がポリシーに違反していると判断された場合、警告やアカウントの停止などの措置がとられる可能性があります。
未払いがあるから
Google広告を利用するには、広告費用を支払う必要があります。支払い方法の有効期限が切れていたり支払い情報が正しくなかったりすると、支払いが滞りアカウントが強制停止される可能性があります。
また、請求額が支払限度額を超えている場合も、アカウントが停止されることがあるため注意が必要です。これは、広告費用が予想以上に高額になった場合などに起こり得ます。
予算を急激に増やした場合は、クレジットカードの限度額を超えていないか確認しましょう。
不正アクセスが発生したから
Googleは、アカウントに不正アクセスが発生した場合、アカウントのセキュリティを保護するためにアカウントを強制停止することがあります。これは、パスワードが盗まれたり、フィッシング詐欺に遭ったりした場合などに起こり得ます。
アカウントの不正アクセスを防ぐためには、強力なパスワードを使用し、定期的にパスワードを変更することが重要です。また、2段階認証を設定することで、セキュリティをさらに強化できます。
もしアカウントに不正アクセスされた疑いがある場合は、すぐにGoogleに連絡し、指示に従ってください。
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Google広告が強制停止されたときの対処法

Google広告が強制停止された場合は、落ち着いて原因を特定し、適切な対処法をとる必要があります。
▼Google広告が強制停止されたときの対処法 ポリシー違反を修正する 未払いを対処する |
ポリシー違反を修正する
ポリシー違反が原因で停止された場合は、まず違反箇所を修正する必要があります。Google広告のポリシーを再度確認し、広告の内容や設定を見直しましょう。
例えば、企業や提携関係、資格に関連する情報について誤解を招く表現があった場合はすぐに削除する必要があります。
修正が完了したら、Googleに再審査をリクエストできます。再審査のリクエストは、制限された広告にカーソルを合わせると表示される「再審査請求」のリンクから行えます。
リクエストを送信すると、Googleが広告を審査し、ポリシーに準拠しているかどうかを確認します。審査に通れば、広告は再び配信されるようになります。
未払いを対処する
未払いが原因で停止された場合は、速やかに支払い手続きを行う必要があります。支払い方法を確認し、未払い分を支払うか、支払い情報を更新しましょう。支払いが確認されれば、アカウントは再開されます。
支払い方法の変更や支払い情報の更新は、Google広告アカウントから行うことができます。支払いに関する問題が発生した場合は、Googleのサポートに問い合わせることもできます。
Google広告の強制停止を避けるためのポイント
Google広告が意図せず急に強制停止されたら困りますよね。強制停止を避けるためには、日頃から以下の点に注意しておくことが重要です。
▼Google広告の強制停止を避けるためのポイント Google広告のポリシーを遵守する アカウントを定期的に確認する 支払い情報を管理する |
Google広告のポリシーを遵守する
Google広告には、ユーザーと広告主の双方を保護するために、さまざまなポリシーが設けられています。これらのポリシーに違反すると、アカウントが強制停止される可能性があるため注意が必要です。
Google広告のポリシーは、以下の項目が挙げられます。
不実表示
引用元:Google広告ポリシーヘルプ
許可されないビジネス手法
組織的な欺瞞行為
誤解を招く表現
不適切な価格設定
クリックベイト広告
誤解を招く広告のデザイン
操作されたメディア
信頼できない文言
関連性が不明確
利用できない特典
Google広告のポリシーは、ユーザーと広告主双方にとって公正で安全な広告環境を維持するために非常に重要です。そのため、ポリシーの内容を十分に理解し、常に遵守するよう心がけましょう。
アカウントを定期的に確認する
アカウントの状態を定期的に確認することで、強制停止のリスクを減らすことが可能です。
Google広告アカウントにログインすれば、ダッシュボードでアカウントの概要を確認したり、レポートで詳細なデータを確認したりすることができます。
また、Google広告では、アカウントのアクティビティを監視し、不審なアクティビティを検知した場合にアラートを送信する機能があります。この機能を利用して、不正アクセスなどのリスクを早期に発見しましょう。
支払い情報を管理する
支払い情報が正しくないと、広告費用が支払われず、アカウントが強制停止される可能性があります。
有効期限や限度額などを確認し、支払い情報が更新されているか確認しましょう。
支払い情報の確認や更新は、Google広告アカウントから行うことができます。支払い方法の追加や削除、支払い限度額の設定なども可能です。
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まとめ
今回の記事では、Google広告が停止されるケース、そして自発的・強制的な停止それぞれの場合における対処法を網羅的に解説しました。
Google広告は、広告戦略の見直しのタイミングで自発的に停止する場合もあれば、ポリシー違反などで強制的に停止されてしまうこともあります。
もし、意図せずにGoogle広告のアカウントが停止されてしまったら、ポリシーに違反していないか、支払い情報に誤りはないか確認してみましょう。
Google広告が突然強制停止してしまうのが不安な方は、広告運用のプロの手を借りてみるのも一つの手です。クロスリスティングでは、プロダクト提供だけでなく、リスティング広告を含めた広告運用コンサルティングも提供しています。
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