Meta広告の画像サイズまとめ|フォーマット別のサイズと注意点

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「Meta広告の適切な画像サイズが知りたい」
「Meta広告の入稿規定に沿った正しいサイズで作成したい」
「せっかく作った広告が規定外で修正になるのを避けたい」

このようにお考えではないでしょうか?

Meta広告は、画像広告や動画広告、コレクション広告などがあり、それぞれ適切な配置場所とサイズにすることで効率的な広告運用ができます。

本記事では、Meta広告のフォーマットの種類や推奨画像のサイズ、配信場所ごとのサイズについて解説していきます。

また、Meta広告のサイズに関する注意点も紹介しているので、正しいサイズで効果的な広告を作成したい方はぜひ最後までご覧ください。

■この記事でわかる内容
  • Meta広告のフォーマットの種類5つ
  • Meta広告の画像サイズは?
  • Meta広告の配信場所ごとのサイズ
  • Meta広告のサイズに関する注意点

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Meta広告のフォーマットの種類5つ

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Meta広告を最大限に活用するためには、適切な広告フォーマットを選択し、目的に応じたメッセージを届けることが重要です。ここでは、Meta広告のフォーマットの種類を5つ紹介していきます。

▼Meta広告のフォーマットの種類5つ
・画像広告
・動画広告
・コレクション広告
・カルーセル広告
・スライドショー広告

ひとつずつ、確認しましょう。

画像広告

画像広告は、その名のとおり、画像を使って商品やサービスを訴求する広告のフォーマットです。バナー広告とも呼ばれ、1枚の画像から始められるため、初心者の方でも比較的簡単に始められます。

画像広告の特徴は、シンプルでわかりやすいため、一つのメッセージを短く効果的に伝えやすい点です。キャッチコピーやCTA(行動喚起)を画像や広告テキストに組み込むことで、ブランドの認知拡大やクリック率向上が期待できます。

画像広告の主な配置場所は、フィード投稿やストーリーズ広告、右側広告などです。

画質が低いと広告が見づらく、商品やサービスの魅力が十分に伝わらないため、より鮮明な画像を選択することをおすすめします。

また、画像広告では文字数が限られるため、要点を端的に伝えることが重要です。

動画広告

Metaの動画広告は、より多くの情報を伝えるために有効な手段として幅広く利用されています。特にブランドの認知度を高めたり、商品やサービスの詳細を伝えたりするために使用されることが多くなります。

動画の長さはフォーマットにより異なりますが、1秒〜240分です。動画広告がよく使われる配置場所とそれぞれの尺の長さは以下のとおりです。

▼動画広告の配置場所と尺の長さ

動画広告配置場所尺の長さ
フィードMetaやInstagramのタイムライン上に表示。ユーザーの通常の閲覧動線で自然に広告を届けられる240分以内
ストーリーズMetaやInstagramのタイムラインの上部に表示。全画面表示で視認性が高く、特に若年層へのリーチに効果的1~120秒
インストリーム動画コンテンツの再生中や再生前後に表示。動画視聴ユーザーにリーチできる5秒~10分

動画広告を視聴してもらうためには、冒頭の数秒で視聴者の興味を惹く内容にする必要があります。例えば、インパクトのある数字や実績や視聴者の課題解決につながるメッセージなどの工夫が効果的です。

また、音声オフで視聴するユーザーもいるため、字幕やビジュアルでメッセージを伝えることもおすすめです。

コレクション広告

コレクション広告は、1つのメインビジュアルまたは動画と複数の商品を組み合わせて表示する広告フォーマットです。商品をカタログのように並べて、ユーザーが広告から直接購入行動に移れるよう設計されています。

特に、ECサイト運営者や複数商品を展開するブランドにとって、売上促進に効果的な形式です。コレクション広告は、主にフィードやリール、ストーリーズに配置します。

簡単なテンプレートも用意されているため、デザインの知識がない方でも簡単に作成できます。ただし、PCユーザーに配信できない点には注意しましょう。

カルーセル広告

Metaのカルーセル広告は、一つの広告内で複数の画像や動画をスライド形式で表示できる広告フォーマットです。ユーザーは画面をスワイプすると、次の画像を閲覧できます。

1ページずつ独自の画像や動画、見出し、説明文、リンクを設定できるため、商品やサービスの多様な側面を効果的に訴求できます。複数の画像や動画を紹介できるため、一度設定しておけばユーザーに対してさまざまCTA(行動喚起)ができます。

例えば、商品ページへの誘導や会員登録先への案内、ブログ記事への遷移などです。フィード投稿だけではなく、リールやストーリーズにも配置できます。

各スライドの内容がバラバラで統一感がないと、広告の意図が伝わりにくくなるため、一貫性のあるメッセージを持たせることが重要です。

スライドショー広告

Metaのスライドショー広告は、2枚〜15枚の画像を組み合わせて、動画のように表示し、商品やサービスを紹介する広告フォーマットです。主にフィードとストーリーズに配置されます。

スライドショー広告は動画広告とは異なりデータ容量が小さくなるため、ユーザーの通信環境が悪い場合でも比較的スムーズに表示されます。

また、動画制作に比べて、制作コストを抑えられる点がメリットです。スライドショー広告は、特に商品購入の流れを説明する際やストーリー性のある訴求をしたい場合に有効です。

このような訴求をすることで、ユーザーの関心を引きつけ、より効果的な広告展開が期待できます。

ただし、スライド数を多くしすぎるとユーザーが離脱する恐れもある点には注意しましょう。

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Meta広告の主要な推奨画像サイズは?

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画像サイズを最適化していない場合、広告の表示が崩れたり、パフォーマンスが低下したりする恐れがあります。

適切な画像サイズを使用することが不可欠なので、ここではMeta広告の主要な推奨画像サイズを紹介します。

▼Meta広告の主要な推奨画像サイズ
・1080×1080
・1200×628
・1080×1920

1080×1080

まずは、正方形の1080×1080(アスペクト比1:1)が推奨されています。(アスペクト比とは、画像の縦と横の長さの比率)

正方形のフォーマットは、画面の占有率が高く、モバイルユーザーが多いSNSには特に最適なサイズです。特にFacebook広告のフィードやInstagramのフィードでの使用において、最も効果的なサイズとされています。

1200×628

1200×628(アスペクト比1.91:1)も同様に推奨されています。横長のフォーマットのため、特にPCユーザー向けの画像におすすめのサイズです。

主に、Metaの右側広告枠や検索結果、インスタント記事で推奨されています。

このサイズのメリットは、Google広告やYahoo!広告のディスプレイにも活用できる点です。複数のプラットフォームで同じクリエイティブを使用できるため、制作の工数を抑えられます。

ただし、モバイルユーザーにはテキストが小さく見える場合もある点には注意しましょう。

1080×1920

1080×1920(アスペクト比9:16)は縦長画像のため、ストーリーズやリールに最適です。MetaやInstagram、Messengersのストーリーズに推奨されています。

スマートフォンの縦画面を全体的に表示できるため、モバイルユーザーの視覚的な集中を引き付けやすいことが特徴です。全画面表示により、没入感のある広告体験を提供できるようになります。

Meta広告の配信場所ごとのサイズ

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Meta広告では、それぞれの配信場所によって推奨される画像や動画のサイズが異なるため、適切なサイズで広告を作成することが大切です。

ここでは、Meta広告の配信場所ごとのサイズを紹介していきます。

▼Meta広告の配信場所ごとのサイズ
・画像広告
・動画広告
・カルーセル広告
・コレクション広告

画像広告

Metaの画像広告サイズは、広告の形式や配置によって異なります。以下に、主要な広告形式ごとの推奨サイズをまとめました。

配置場所アスペクト比推奨サイズ
フィード1:1
1.91:1
1080×1080
1080×1350
右側広告枠1:11080×1080
インストリーム動画1:1
1.91:1
1080×1080
1200×628
Marketplace1:11080×1080
ストーリーズ9:161080×1920
リール広告1:1
1.91:1
1080×1080
1080×1350
検索広告1:1
1.91:1
1080×1080
1200×628

リンクが含まれる広告の場合は、アスペクト比が「1.91:1」で、解像度が「1200×628px」以上の画像を使用しなければなりません。この要件を満たさない画像は、広告の審査で却下される場合があります。

動画広告

Metaの動画広告の推奨サイズは、以下のとおりです。

配置場所アスペクト比推奨サイズ
フィード1:1
4:5
1080×1080
1080×1350
インストリーム動画1:1
16:9
1080×1080
1920×1080
ストーリーズ9:161080×1920
リール広告9:161080×1920
検索広告1:11080×1080
動画フィード4:51080×1350

動画広告のファイルサイズは、4GBまでです。

動画の長さは配置場所によって異なりますが、1秒〜240分です。ターゲット層の行動特性を考慮したうえで、動画広告の目的に基づき、動画広告の長さを決めることをおすすめします。

カルーセル広告

カルーセル広告の推奨サイズは以下のとおりです。

配置場所アスペクト比推奨サイズ
フィード1:11080×1080
右側広告枠1:11080×1080
インストリーム動画1:11080×1080
Marketplace1:11080×1080
ストーリーズ1:11080×1080
リール広告1:11080×1080
検索結果1:11080×1080

上記のとおりカルーセル広告推奨サイズは1080×1080(1:1)で、画像の最大容量は30MBまでです。1つの広告に2〜10枚の画像を設定でき、それぞれに異なるリンク先を入れられます。

コレクション広告

コレクション広告の推奨サイズは以下のとおりです。

配置場所アスペクト比推奨サイズ
フィード1:11080×1080
動画フィード1:11080×1080

コレクション広告は、モバイル専用のため、デスクトップには表示されません。

メインテキストは125文字以内、見出しは40文字以内が推奨されています。この文字数を超えると省略される場合があるため注意しましょう。

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Meta広告のサイズに関する注意点

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Meta広告のサイズに関して、以下の注意点が存在します。

▼Meta広告の主要な推奨画像サイズ
・対応したファイル形式を使う
・プレビュー画面で確認する
・重要な情報は左側に入れる
・テキストを入れすぎない
・Meta広告のポリシーを守る

上記5点の詳細は、以下のとおりです。

対応したファイル形式を使う

Meta広告では、JPEGまたはPNGのファイル形式が有効です。非対応の形式や推奨されない形式を使うと、広告が正しくアップロードされなかったり、画質が低下する場合があります。

JPEGは、フルカラーの1,677万色を表現できる形式です。元のデータを完全に復元できない圧縮方式のため、画質は多少劣化するものの、ファイルサイズを小さくできます。

そのため、デジタル写真や色調の変化が多い画像など、ファイルサイズを小さくしたい場合や、画質よりも低容量が好ましい場合に最適です。

一方で、PNGは画質を劣化させずに保存できる形式で、透過(背景を透明に)することもできます。ロゴやイラスト、透過部分がある画像などの高画質を必要とするデザインにおすすめです。

動画の場合は、MP4またはMOVが推奨されています。GIFも一部サポートされていますが、アニメーション広告には動画形式(MP4やMOV)を活用しましょう。

プレビュー画面で確認する

広告を作成し、入稿が完了したらプレビュー画面で確認しましょう。

広告マネージャのプレビュー機能を活用すると、作成した広告が実際の配信先でどのように表示されるかチェックできます。

それぞれのプラットフォームごとに広告の見え方が異なるため、全ての配置場所で表示形式を見ることが不可欠です。また、PCやスマートフォン、タブレットなどのデバイスごとに表示される形式が異なるため、全ての画面で問題ないかチェックすることをおすすめします。

万が一、プレビュー画面の確認をしないと、広告の表示崩れを見落とすことになり、広告効果が低下し、無駄なコストが発生してしまいます。

ちなみに、主にWindows環境のWebブラウザの場合、キーボードのF12を押すとスマートフォン画面の表示が可能です。

重要な情報は左側に入れる

Meta広告をデザインする際、重要な情報(商品名、価格、キャッチコピー、ブランドロゴなど)を左側に配置することがポイントです。

広告の効果を最大化するためのデザイン上のテクニックであり、広告フォーマットやユーザーの視覚的な行動パターンが関係しています。

人間の視線は、自然と左から右、上から下へと移動する傾向があり、アルファベットのZのように目が動きます。

この視覚的な習慣に基づき、広告の左側に重要な情報を配置することが必須です。ユーザーが最初に目にする場所にメッセージを置いて、視線の流れを効果的に活用することで広告の効果が高まります。

この方法は広告に限らず、記事の見出しなどにもよく使われるテクニックのひとつです。

テキストを入れすぎない

Meta広告内のテキストはできる限り少なくしましょう。

なぜなら、広告画像や動画内のテキスト量が多すぎると、広告パフォーマンスが低下する場合があるからです。メインテキストの3行目以降は省略されてしまい、広告配信アルゴリズムがその広告を「効果が低い」と判断するときもあります。

過去には、画像内のテキストを全体の20%以下に抑えるルールもありました。このルールは撤廃されたものの、テキストが多い広告は現在でも効果が下がる傾向にあります。

そのため、テキストの量を適切に抑え、視覚的に魅力的な画像を作成することが重要です。

Meta広告のポリシーを守る

Meta広告を配信する際には、Meta広告ポリシーを守ることが必須です。

ポリシーを守らない広告は審査に通らないだけでなく、アカウント停止や配信制限といった重大なペナルティを受けるリスクもあります。以下に注意すべき点をまとめました。

▼Meta広告のポリシーで特に注意すべき点
・誇張や虚偽の情報は記載しない
・差別的・暴力的な表現は避ける
・禁止コンテンツ(成人向け・詐欺・薬物)を含まない
・著作権や商標権を侵害しない

これらのポイントを意識したうえで広告を配信しましょう。特に誇大広告は気づきにくいため、何重にも確認することをおすすめします。
もっと詳しく:Meta広告の広告規定の紹介ページ(公式)

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まとめ

Meta広告の効果を最大化するには、各フォーマットの適切な画像サイズを理解し、配信場所ごとに最適化する必要があります。画像や動画の推奨サイズを守ることで、広告の視認性が向上し、クリック率やコンバージョン率の改善につながります。

また、広告制作時には、テキスト量の抑制、デザインの配置バランス、Metaのポリシー遵守を意識し、効率的な広告運用を目指しましょう。

著者(writer)
Sienca 事務局

リスティングをはじめとした運用型広告など、インターネット広告全般の運用サポートを実施しております。BtoCからBtoBまで様々なクライアント様の広告運用により得た知見を基にブログをお届けします。

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