LPでコンバージョンを上げるために必要なCVRとファーストビューの改善方法について
インターネット広告を始めるにあたり、ランディングページ(以下LP)を作りたいけど、どうやって商品やサービスの購入や問合せに誘導したらいいのかわからない。といった疑問はありませんか?
LPは、ただ作るだけでは効果は出ません。
売り上げを上げるためには、LPについて理解することはもちろんですが、効果的な作り方やABテストを実践していく必要があります。
この記事では、LPとは何かという基本的なところから、LPでコンバージョン率(以下CVR)を上げるポイントについて詳しく解説します。
LPの制作費用に関しては、以下の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
ランディングページ(LP)とは
LPとは、サイト運営者の成果ポイントとなる訪問者を商品やサービスの購入や問合せへ誘導することに特化したWebページのことです。
主にリスティング広告やバナー広告、SNS広告などをクリックした際のリンク先によく見られます。
LPは、売りたい商品やサービスの訴求を行うことで、訪れたユーザーをコンバージョン(成約)まで誘導するために利用されます。
LPのコンバージョン率(CVR)の改善
コンバージョン率(CVR)とは、「Conversion Rate」の意味で、Webサイトに訪れたユーザーの内、どのくらいのユーザーがコンバージョン(成果)に繋がったかをパーセントで表したものです。
何をコンバージョンにするかはサイトの方針によって異なりますが、例えば、商品の購入やサービスへの申し込み、問い合わせ、資料請求などが該当します。
CVRを高めることで、訪れたユーザーをより多く売り上げに繋げることができます。
コンバージョン率(CVR)の計算方法
CVRは、以下の公式で求められます。
コンバージョン数(CV数)÷訪問数=コンバージョン率(CVR)
つまり、CVRは、Webサイトに訪問した人の内、どのくらいの人が商品やサービスを購入したのか、その割合を表します。
例えば、商品が購入された数が1000個で、ユーザーがサイトに訪問した回数が10000回だった場合、CVRは、1000÷10000=0.1(10%)となります。
コンバージョン率(CVR)を改善する方法
LPのCVRを上げるためには、以下3つの関連性が非常に重要です。
① ターゲット
② 広告クリエイティブ
③ LPのコンテンツ
それぞれに関連性がない場合、訪れたユーザーは離脱してしまいます。
なかなかコンバージョンが増えないという方は、まずは①~③を見直してみるのが良いでしょう。
コンバージョン率(CVR)の改善:①ターゲット
まず初めに決めないといけないのがターゲットです。
ターゲットが明確でなければ、誰に向けたLPなのかがわからないため、コンバージョンまで繋がらない可能性があります。
どうしても幅広いユーザーに対してアピールしようとすると、ユーザーが既に知っているような情報になってしまうことが多いです。
ユーザーにとっては、新しい情報や欲しい情報がなければ、すぐにサイトを離脱してしまいます。
そのため、ターゲットユーザーに響くLPを制作するためには、ターゲットを明確にする必要があるのです。
CVRが上がらないという方は、まずはターゲットの見直しをしてみるのが良いでしょう。
コンバージョン率(CVR)の改善:②広告クリエイティブ
ターゲットに問題がなければ、次は広告クリエイティブを確認してみましょう。
広告クリエイティブとは、広告用に制作した素材全般のことを指し、バナー広告や動画広告などに使用される、文章、画像、動画などのことです。
この広告クリエイティブが①で述べたターゲットと関連性がなければ、クリックしてもサイトをすぐに離脱してしまいます。
広告クリエイティブでは、見る人に対して、端的に良さを伝えなくてはいけません。
しかし、多くの人が惹かれるような広告クリエイティブを制作しても、ターゲットと関連性がなければ、たとえクリックしたとしてもすぐ離脱してしまいます。
広告クリエイティブにこだわるのは重要ですが、ターゲットを意識した広告クリエイティブを制作しましょう。
コンバージョン率(CVR)の改善:③LPのコンテンツ
広告からユーザーが流入されていて、それでも離脱率が高い場合は、LPに問題がある可能性が高いです。
極端な例として、男性に向けた商品にも関わらず、女性が好みそうなLPのデザインにしてしまうと、訪れたユーザーは違和感を覚えてしまいます。
離脱率増加の原因にもなりますので、ターゲット、広告クリエイティブに合わせたLP制作を心がけましょう。
特にファーストビューは重要とされていて、ページを開いて最初の印象が悪いと、70%以上のユーザーが離脱してしまうといわれています。
また、ファーストビューを改善したとしても、それ以外の箇所がおろそかであれば、商品の申し込みには繋がりません。
離脱率が高いようなら、LPのコンテンツやデザインを改善してみましょう。
ファーストビューを改善する
先述しましたが、ファーストビューはLPにおいて非常に重要です。
ここでは、ファーストビューについて詳しく説明していきたいと思います。
ファーストビューとは
そもそもファーストビューとは何なのか?という方もいるのではないでしょうか。
ファーストビューとは、Webサイトを開いたときに、最初に目に入る箇所のことです。
つまり、Webページをスクロールせず最初に表示されている画面のことで、例として、メインビジュアルと言われる目を引くような大きな画像が挙げられます。
ファーストビューの重要性
ユーザーはページを開いて3秒で、必要な情報かを判断すると言われており、ファーストビューで離脱してしまう割合は70%以上と言われています。
つまり、いかに良質なコンテンツを制作していたとしても、ファーストビューがイマイチなら、ほとんど中身を見ずにユーザーが離脱してしまいます。
ファーストビューは、コンバージョン以前に、コンテンツを見てもらうためにも非常に重要なのです。
広告効果を高めるファーストビュー設計のポイント
どのようにファーストビューを作るのが効果的なのでしょうか。
ファーストビューで必要な項目は以下の4つです。
① キャッチコピー
② メインビジュアル画像
③ 権威付け
④ CTA(Call To Action)ボタン
まず①は、キャッチコピーでユーザーにとってのベネフィットを簡潔に伝えます。
次に②は、メインビジュアルで、商品やサービスの内容を伝え、ユーザーの興味を惹かせます。
③の権威付けでは、「売上No.1」「たくさんの人が利用している」など、ユーザーに信頼してもらうための情報を記載します。ただし、根拠のない内容は信頼性を落とすので「〇〇調べ」などの根拠をつけることをお勧めします。
最後に④のCTAボタンを用意して、申し込みへ誘導するのが理想です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
この記事では、LPでCVRを上げる方法についてご紹介しました。
LPを制作したいと思っても、何から始めたら良いかわからないですよね。
また、制作したとしても、効果が出ないといった悩みが発生します。
これからLP制作を考えている方は、今回ご紹介したポイントを押さえて制作してみてください。
既に制作されている方で、なかなかコンバージョンに繋がらないといった悩みがあれば、この記事でご紹介した改善ポイントを洗い出して、一つずつで良いので修正していきましょう。