フリークエンシーとは?適切な回数、リーチとの違い、混合されやすい指標

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認知度アップ施策には、ディスプレイ広告や動画広告のアプローチが欠かせない手法となっていますが、同じ広告が何度も表示される状況に違和感を感じる事も多いと思います。キャンペーンのパフォーマンスを最大限に発揮し、良質な認知を獲得するにはフリークエンシーキャップを適切に設定しなければなりません。この記事ではフリークエンシー(キャップ)の基本的な知識と、混合されがちな「リーチ」との違いも説明します。

フリークエンシーとは

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フリークエンシーキャップは、同じ広告を一人のユーザーに何度も表示しないようにする設定です。
フリークエンシー数を多く設定すれば、1ユーザーに対する広告表示回数が増え、少なくすれば減ります。
広告の表示回数は、人によっては不快に感じることもあり、興味を持つどころか逆に不信感につながることもあります。
また、制限なく何度も表示させるだけではCTRの低下も招きますので、キャンペーン目的も考慮しながらフリークエンシーキャップを設定しましょう。

フリークエンシーキャップの考え方

ターゲットへ最適な頻度で広告を表示させることができれば、自社の商品・サービスに関心のあるユーザーを効果的にWebサイトへ誘導することができます。また、フリークエンシー回数を調整することで無駄なインプレッションを減らし、広告費を抑えて、キャンペーン全体のパフォーマンスを向上させることができます。

最適なフリークエンシー回数

最適なフリークエンシー回数は、商材、業種、目的、認知度によって変わります。
下記はあくまで目安とし、状況に応じて回数を考慮しましょう。

リターゲティングキャンペーンの場合

リターケティングでアプローチするユーザーは、既に一度Webサイトに訪れているので、商品についてはある程度知っている人物と想定して問題ありません。
そのため、これ以上広告を見せると広告費が無駄になることに加え、過剰なアピールと捉えられかねません。1ユーザーあたり1~3インプレッション程度が良いでしょう。

ブランド認知キャンペーンの場合

認知を目的としているキャンペーンでは、ターゲット全体へ迅速にブランドの認知度を高めることが求められます。クリック率が低く、潜在顧客からの即時コンバージョンが発生しやすい特性もあるため、広範囲のターゲットへ、1日あたり10~15インプレッション程度で、やや高めのフリークエンシーキャップを設定します。

ビルボード広告の場合

強制的にユーザーの目を奪うような大型広告は、特に高品質でユーザーが喜んでクリックする内容であることが必要とされます。自社のブランディングを損なわないためにも、必ずフリークエンシーキャップを設定しましょう。1ユーザーあたり1時間に1インプレッション、または1日あたり最大3インプレッションが妥当です。

 

また、Google広告では自動最適化設定を推奨していますが、必ずしもベストな結果をもたらすとは限りません。
数値結果を比較しながら「自動最適化設定」「手動設定」を選ぶようにしましょう。

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フリークエンシーの計算方法

フリークエンシー = インプレッション数 ÷ ユニークユーザー数

 

リーチとは

「リーチ」は広告を認識したユーザー数を指します。キャンペーンのブランド認知度向上の結果として見ることができます。

リーチの考え方

リーチの概念として、広告のメッセージをユーザーが受け取るかを考える必要があります。「リーチを高める」という表現をします。
リーチを高めるには、自社商品の適切なターゲット層、タイミング、広告表現(広告文・デザイン等)を考慮し、ユーザーにいかに興味を持ってもらうかが重要になります。
それらの結果はクリック率や広告品質にも現れますので、リーチ向上の参考にすると良いでしょう。

リーチの計算方法

リーチ=インプレッション÷フリークエンシー

Web広告のフリークエンシーとリーチの意味・違い

フリークエンシーは1人に何回表示されたかという数値、リーチは何人に表示された、届いたかという数値になります。表示回数なのか、人数なのか、ということです。
似ているようで全く違う観点の指標となりますので混同しないように注意しましょう。

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また、この二つの情報はブラウザのcookieによって収集されます。
複数のブラウザ、または異なるデバイスを使用している場合、同一ユーザーがフリークエンシーの制限を超えて複数回カウントされる場合があります。


同じユーザーがスマホとパソコンでそれぞれ1回ずつ同じ広告を見た場合、正しいユーザー数は 1 ですが、フリークエンシーは 2 とカウントされます。

混同しやすい用語

フリークエンシーとリーチ以外にも、広告がどれほどのユーザーに届いたかを判断する指標がいくつかあります。混同しやすい用語についておさらいしておきましょう。

用語 意味
フリークエンシー 同じユーザーが広告を見た回数
リーチ 広告を見たユーザー数
インプレッション 広告が表示された回数
PV Webページが閲覧された回数
エンゲージメント 広告や投稿に対するユーザーのアクションの回数
 

まとめ

フリークエンシーについて、概要、計算方法などをご紹介しました。
フリークエンシーの適正値というのはキャンペーン目的、商材によって異なります。
ディスプレイや動画において広告成果を上げていく上で非常に重要な指標となりますので、単純に表示回数だけでどれだけ届いたかを判断せず、成果を確認しながら調整していきましょう。

著者(writer)
Sienca 事務局

リスティングをはじめとした運用型広告など、インターネット広告全般の運用サポートを実施しております。BtoCからBtoBまで様々なクライアント様の広告運用により得た知見を基にブログをお届けします。

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