コンバージョン(CV)とは?種類や業界別のコンバージョン率をご紹介
この記事では、コンバージョン(CV)の定義や、業界別のコンバージョン率、各種コンバージョンの種類を詳細に解説すると共に、コンバージョン率を上げるために何をすべきかをご説明します。
本記事を参考に課題を特定し、会社全体として、自社のWebサイトのコンバージョン率を向上させるための戦略を構築してください。
- Webマーケティングにおけるコンバージョンは、Webサイト訪問者やアプリユーザーが特定の行動を取ることを指し、商品購入やサービスの申し込み、メールマガジン登録などが含まれる
- 総コンバージョン、ユニークコンバージョン、クリックスルーコンバージョン、ビュースルーコンバージョン、直接コンバージョン、間接コンバージョン、マイクロコンバージョンなどがあり、各々が異なる目的と測定方法を持つ
- コンバージョン率は訪問者がコンバージョンに至る割合を示し、サイトの効率性を測る重要な指標
- コンバージョン率(CVR)=コンバージョン数÷セッション数(訪問数)×100(%)
- 不適切なページデザイン、複雑な導線、アクションへの誘導不足などがコンバージョン率が低い理由
- コンバージョン率を高めるために、サイトのパフォーマンス診断と改善を行うプロセスはコンバージョン率最適化(CRO)と呼ばれる
- コンバージョンを増やす方法には、購買意欲の高いキーワードの特定、CTAの最適化、サイトの導線改善、コンテンツの充実、入力フォームの最適化などが挙げられる
コンバージョン(CV)とは?
コンバージョンとは、Webマーケティングでは、Webサイト訪問者やアプリユーザーが特定の行動を取ることを指します。特定の行動とは、商品購入、サービスの申し込み、メールマガジンの登録、お問い合わせの送信、ダウンロード実行など、様々です。
コンバージョン(conversion)という言葉は、直訳すると「変換・転換」という言葉になります。Webサイトの訪問者が顧客に転換するという意味から、この言葉が使われています。
コンバージョンはマーケティングやWeb解析の文脈で非常に重要な指標であり、Webサイトやマーケティングキャンペーンの成功を測定するための基本的な指標として用いられます。
コンバージョンの種類
コンバージョンは、その計測方法や考え方、求める成果によって複数の種類に分類できます。
総コンバージョン、ユニークコンバージョン
総コンバージョンは、Webサイト上で発生した全てのコンバージョン数、ユニークコンバージョンは、コンバージョンに至った人の数を計測します。ユニークコンバージョンの計測期間は任意で設定でき、デフォルトは30日です。
1人のユーザーが広告をクリックしてから計測期間内にコンバージョンとなる行動を3回取った場合、総コンバージョンは3回、ユニークコンバージョンは1回とカウントします。
総コンバージョンとユニークコンバージョンは、Webサイトの目的や対象によって使い分けられます。通販サイトなど、売上を目標とした場合は総コンバージョンが適しています。リード獲得など、「何人コンバージョンしたか」を目標とする場合は、ユニークコンバージョンが重視されます。
クリックスルーコンバージョン、ビュースルーコンバージョン
クリックスルーコンバージョン、ビュースルーコンバージョンは、それぞれ広告の効果を計測する指標です。
クリックスルーコンバージョンは、ユーザーが広告をクリックした後にコンバージョンへ至った数です。広告の直接的な効果を測るのに適しています。ビュースルーコンバージョンは、ユーザーが広告を見たもののクリックせず、その後、検索など別の方法でWebサイトに訪問し、コンバージョンへ至った数を表します。主にバナー広告や動画広告の評価に用いられ、広告の長期的な影響や、ブランド認知などの潜在的な効果を測る指標として使われています。
直接コンバージョン、間接コンバージョン
直接コンバージョンは、Webサイトを訪問したユーザーが、途中で離脱することなくコンバージョンに至った数です。間接コンバージョンは、最初の訪問ではコンバージョンせず離脱したものの、その後Webサイトを再訪してコンバージョンに至った数です。Googleアナリティクスでは、間接コンバージョンは「アシストコンバージョン」と呼ばれています。
直接コンバージョンは顧客の購入意欲が既に高い場合に発生しますが、一般的には、顧客は様々なチャネルで情報を収集したあとに購入を決定する場合が多くなります。高価な商品やサービス、検討期間が長いBtoB商材など、顧客の購買決定までのプロセスが複数の段階にわたる場合は、直接コンバージョンに加えて間接コンバージョンも評価することで、適切な予算配分に活かすことができます。
マイクロコンバージョン
マイクロコンバージョンは、Webサイトの最終的な目標達成(マクロコンバージョン)に至る前に設ける、段階的なコンバージョンです。申し込みフォームに到達した、商品をカートへ追加した、ビデオを視聴した、などの行動がマイクロコンバージョンにあたります。
マイクロコンバージョンの数は、ユーザーがサイトの内容に興味を持っていて、最終的な購入や問い合わせといったマクロコンバージョンに繋がる可能性を有しています。マイクロコンバージョンを分析することで、ユーザーがサイト内でどのような経路を辿ってコンバージョンするのか、どの地点で購入を諦めてしまうのかを理解することに役立てられます。
コンバージョンの具体例
では、業界や扱っている商材によってどのようなゴールがあるのでしょうか?
以下に例を紹介します。
- 商品、サービスの購入
- 試供品などの無料体験、無料コンテンツのダウンロード
- イベントやセミナーへの参加申し込み
- 資料請求や資料ダウンロード
- 会員登録やメルマガ登録
- お問い合わせ
上記のようにゴールはひとつではなく、さまざまな種類があり複数のゴールを設定することが多いです。
商品・サービスの購入
- 小売業
- サービス業
- ECサイト
小売業やサービス業の場合、Webサイトを通じて訪問者に商品やサービスの購入を促すことが最終的な目標です。代表的なケースはECサイト(オンラインショップ)であり、Webサイトからの直接的な売上をコンバージョンと呼びます。
ECサイトを持たない場合でも、顧客を実店舗に誘導するなど、売上に寄与するさまざまな間接的な成果を追求できます。
試供品などの無料体験の申込み
- 化粧品業界
- ソフトウェア
企業やブランドにとって、試供品や無料体験の申込み、無料ダウンロードの提供を通じて顧客との関係を構築し、価値を提供することが重要です。
例えば、化粧品ブランドは無料サンプルやトライアルキットを提供することで、顧客の本製品への関心が高まり購買が促進されます。
またソフトウェア業界でも、無料トライアル版を提供し、顧客が実際の製品を試してから購入を検討できる場合も多いです。
イベントやセミナーなどの参加申し込み
- イベント業界
- 建築、不動産業界
- 自動車業界
- 教育業界
各業界さまざまな目的で参加者を集めています。
イベント業界では各種イベントへの参加申し込みを促進し、建築と不動産業界はモデルハウスの内覧会や物件見学への申し込みがあります。自動車業界では新車の試乗申し込みを通じて顧客の関心を引き付け、教育業界は学校や塾の見学、オープンキャンパスへの参加申し込みなどがあげられます。
資料請求や資料ダウンロード
- BtoB向け事業者
- 教育業界
- 金融、保険業界
- ヘルスケア、医療業界
BtoB事業者では、ソフトウェアやITサービスなどの資料請求が潜在顧客情報の収集とセールスにつながります。
教育業界では大学などのコース資料請求が学生リードの獲得手段です。
不動産業界では物件の資料請求が販売プロセスの出発点にもなります。
金融、保険業界は資料請求を通じて詳細な情報を提供し、ヘルスケア・医療業界では資料請求が医療機関や専門家から興味関心をひきつけます。
会員登録やメルマガ登録
直接的な収益が生じない場合でも、会員登録やメルマガへの登録、FacebookなどのSNSでのコンタクト申請などはコンバージョンポイントになります。
これは、見込み顧客の獲得や情報収集など、間接的にビジネスに貢献するためです。
即時の収益ではなく、顧客との関係構築や将来的な販売機会の創出がこのアプローチの目的となります。
お問い合わせ
お問い合わせをコンバージョンポイントに設定することも複数の意味がありますので、一例を取り上げます。
- リード獲得
- 顧客エンゲージメントの向上
- データ収集や分析
お問い合わせは潜在的な顧客、つまりリード(見込み顧客)を獲得する手段です。顧客が問い合わせを行うという行動は製品やサービスに対する具体的な関心や購入意向を示しています。
また、お問い合わせを通じて顧客と直接コミュニケーションを取ることで、顧客のニーズや疑問を理解し、よりパーソナライズされたサービスや情報を提供できます。
そして、お問い合わせを通じて収集された顧客ごとのデータは市場の傾向、顧客の興味やニーズ、製品やサービスの改善点などを理解するための貴重な情報源となります。
コンバージョン率(CVR)とは?
以上のように、これまでコンバージョン(CV)についてご説明させていただきました。
次はコンバージョンレート(CVR = conversion rate)について簡単にご説明します。
コンバージョンレートとはWebサイトに訪れた人々の中で、目的とされる行動(商品の購入・お問い合わせなど)を果たした人の割合を意味します。
この割合は同じではなく、Webサイトの目的によって異なり、ECサイトでは商品購入の割合、企業サイトではお問い合わせ、資料請求、会員登録などの割合がそれぞれ該当します。
この指標はサイトがその目的をどれだけ効率良く達成しているかを測るために使われます。
コンバージョン率の計算方法
コンバージョン率(CVR)=コンバージョン数÷セッション数(訪問数)×100(%)
で算出できます。
例えば、セッション数が100でコンバージョン数が1だった場合、コンバージョン率(CVR)は1%となります。
業界・業種別のコンバージョン率の平均
- 自動車…0.7%
- BtoB…0.6%
- 家電…1.4%
- 金融サービス…0.2%
- 健康、美容…3.9%
- 家庭用品、家具…2.8%
- メディア…0.4%
- 通信…0.5%
- すべての産業…1.82%
※参考:Contentsquareの調査「2022年デジタルエクスペリエンス・ベンチマークレポート(日本版)」
コンバージョン率が低い理由
コンバージョンに繋がらない、数値が悪い原因をいくつかご紹介します。
- コンバージョンまでの導線がうまく設計できていない
- コンバージョンやアクションへの行動を促せていない
- トップページやファーストビューが最適なページデザインになっていない
- コンバージョンまでのゴールが遠い(ページ遷移数や入力画面が多い)
コンバージョン率最適化(CRO)とは?
これまでコンバージョンやコンバージョン率についてご説明してきました。
ひとつ前の小見出しではコンバージョン率が低い理由も取り上げました。
そこで大切になってくるのが、コンバージョン率が低い理由や原因を特定し改善していく取り組み、コンバージョン率最適化(CRO)です。
Webサイトのパフォーマンス診断を定期的に行い、現状を確認して問題点を特定し、迅速に対処することで、コンバージョン率を向上させていきます。
コンバージョン(CV)やコンバージョン率(CVR)との違い
それぞれの違いをもう一度簡単に整理します。
- コンバージョン(CV)→Webサイトでのユーザー行動の成果
- コンバージョン率(CVR)→訪問者がコンバージョンに至る割合
- コンバージョン率最適化(CRO)→コンバージョン率(CVR)を上げる取り組み
Webサイトを運営する上で非常に重要なのが、コンバージョンが少ない現状をそのままにせず、コンバージョン率を最適化するためにサイト改善に取り組んでいくことです。
コンバージョンを増やすための方法
コンバージョンを増やすには、以下のような方法が挙げられます。自社で取り組めそうな施策を採用しましょう。
購買意欲の高いキーワードの特定
ユーザーが購入に近い意思決定フェーズにあるときに使用するキーワード(例えば、「購入」、「格安」、「即日配送」など)を特定します。これらのキーワードは直接的な売上げにつながりやすいため、リスティング広告やSEOで優先的にターゲットにすると効果的です。
以下は具体的な施策チェックリストです。
- 情報収集フェーズのおすすめは「レビュー」「評価」「おすすめ」などのキーワード
- 検討フェーズのおすすめは「比較」「ランキング」「特徴」などのキーワード
- 購入フェーズのおすすめは「購入」「注文」「即日配送」「格安」「割引」「セール」「在庫あり」などのキーワード
- 競合他社のサイトや広告を分析し、使用されているキーワードを確認
- キーワードプランナーや関連ツールを使用して高コンバージョン率のキーワードを特定
- 具体的かつ詳細なキーワード(例:「Sony 4K テレビ 購入」)を使用
- 購買意欲を反映するフレーズ(例:「送料無料 」「即日配送」「公式ストア」)を使用
- 地域名を含むキーワード(例:「東京 送料無料」「大阪 家電 即日配送」)を使用
- ローカルSEO対策として、特定の地域に関連するキーワードを追加
- 特定の特徴を含むキーワード(例:「防水 スマートウォッチ 購入」「無線イヤホン 格安」)を使用
- メーカー名、ブランド名を含むキーワード(例:「Apple iPhone 購入」「Nike シューズ セール」)を使用
- 割引、クーポン、プロモーション(例:「クーポンコード」「20%オフ」)
- 緊急性を感じさせるキーワード(例:「限定」「ラストチャンス」「期間限定」)
- ユーザーレビューや評価を含むキーワード(例:「高評価 冷蔵庫 購入」「おすすめ タブレット」)
- 信頼性を高めるための第三者評価を示すキーワード(例:「Amazon ベストセラー」「口コミ 人気」)を使用
- Q&A形式のキーワード(例:「どのカメラが一番おすすめ?」「ベストな洗濯機は?」)を使用
- 「なぜ」「どうやって」「どのように」などの疑問に答えるキーワードを使用
- 選定したキーワードのパフォーマンスを定期的にチェックし、効果の高いものに集中
- コンバージョン率、クリック率、離脱率などの指標をモニタリングし、最適化を行う
- 異なるキーワードセットを使用した広告やランディングページをA/Bテストし、最も効果的なキーワードを特定
- テスト結果に基づいてキーワードを調整し、継続的に改善
CTAの最適化
コールトゥアクション(CTA)は、ユーザーに次のアクションを促すための重要な要素です。CTAの文言を明確にし、視認性が高い位置に配置します。ボタンやバナーの色やサイズを工夫して目立たせ、A/Bテストを通じて最も効果的なCTAデザインを見つけ出します。
以下は具体的な施策チェックリストです。
- シンプルで具体的な文言を使用する(例:「今すぐ購入」「無料トライアルを開始」)
- ユーザーに緊急性を感じさせる文言を使用する(例:「限定オファー」「今日だけ」)
- アクションを促す言葉を含める(例:「クリックして詳細を見る」「今すぐダウンロード」)
- ユーザーに利益を明確に伝える(例:「今すぐ登録して10%オフを受け取る」)
- 視覚的に目立つ色を使用する(例:コントラストの高い色)
- サイズを適切に設定し、モバイルデバイスでも押しやすいようにする
- CTAボタンをページの複数箇所に配置する(例:ページ上部、中央、下部)
- 周囲に余白を設け、CTAが他の要素に埋もれないようにする
- ボタンの形状を工夫する(例:丸みを帯びた角、影をつける)
- CTAのテキストフォントを大きくし、読みやすくする
- ユーザーの視線を誘導するデザインを取り入れる(例:矢印や視線を誘導する画像)
- ページのロード時間を最適化し、CTAのクリック率を向上させる
- 信頼性を高めるための証拠を近くに配置する(例:顧客レビュー、保証マーク)
- CTA周辺に説得力のあるコピーを追加する(例:「満足保証」「安全な支払い」
- CTAボタンをアニメーション化して、ユーザーの注意を引く
- ソーシャルプルーフを活用する(例:「既に1000人が登録済み」)
- 導線をシンプルにし、クリック後の行動が直感的でわかりやすいようにする
- ユーザーの購買サイクルに合わせてCTAをパーソナライズする(例:リターゲティング広告)
- ページのスクロールに合わせてCTAを固定表示する(例:固定ヘッダー、フッター)
- 特定のユーザーセグメントに合わせたCTAを設置する(例:新規ユーザー向け、リピーター向け)
- CTAのクリック数やコンバージョン率を定期的に管理・分析し、改善点を見つける
- CTAに感謝や特典を含める(例:「ご登録ありがとうございます」「特典をゲット」)
- 継続的にユーザーフィードバックを収集し、CTAを最適化する
- マイクロコピーを追加して、クリック後の行動を説明する(例:「今すぐ申し込むと、次のページで詳細を確認できます」)
サイトの導線改善
ユーザーが目的のページに簡単にたどり着けるように、サイトのナビゲーション表示を直感的に設計します。余分なクリックを減らし、情報が見つかりやすい構造に整理することで、サイトを閲覧するユーザーのストレスを減少させ、滞在時間とエンゲージメントを増加させます。
以下は具体的な施策チェックリストです。
- サイトのナビゲーション表示を直感的に設計する
- 余分なクリックを減らす
- 情報が見つかりやすい構造に整理する
- ページ間のリンクを適切に配置する
- メニュー項目をシンプルかつ明確にする
- サイトマップを提供する
- ホームページに戻るリンクを常に表示する
- 各ページに「トップに戻る」ボタンを配置する
- 検索機能を強化し、検索バーを目立つ位置に配置する
- パンくずリストを導入し、ユーザーが現在の位置を把握しやすくする
- 各ページのロード時間を最適化する
- モバイルデバイスでも使いやすいナビゲーションを提供する
- カテゴリやセクションを論理的にグループ化する
- 人気のあるページやコンテンツへのリンクを目立つ位置に配置する
- ナビゲーションメニューを常に表示する
- ドロップダウンメニューを適切に使用し、階層を整理する
- ナビゲーションリンクにわかりやすいテキストを使用する
- フッターに重要なリンクを再度表示する
- 内部リンクを増やし、ユーザーが関連情報にアクセスしやすくする
- 視覚的な手がかり(アイコンや色)を使用して、ナビゲーションを補助する
- コンテンツを定期的に見直し、最新情報を提供する
- 404エラーページをカスタマイズし、ユーザーを有用なページに誘導する
- フォームや購入プロセスを簡素化する
- ユーザビリティテストを実施し、ナビゲーションの問題点を発見する
- ユーザーフィードバックを収集し、導線改善に反映する
- セッションリプレイツールを使用し、ユーザーの行動を分析する
- ヒートマップツールを使って、ユーザーがどこをクリックしているかを把握する
- ナビゲーションメニューの位置やデザインをA/Bテストする
- 一貫性のあるナビゲーションデザインを全ページで維持する
- ページタイトルとメタディスクリプションを最適化し、検索エンジンからの導線を改善する
- 音声検索に対応したナビゲーションを検討する
- 新しいコンテンツや機能が追加されたときに、ナビゲーションを更新する
コンテンツ改善
ユーザーの関心とニーズに対応する質の高いコンテンツを制作して提供することで、訪問者の関与を深めます。教育的かつエンターテイメント性のあるコンテンツを作成し、ビジュアル(画像や動画)を活用して情報の消化を助け、訪問者を引きつけます。
以下は具体的な施策チェックリストです。
- ユーザーの関心とニーズに対応する質の高いコンテンツを制作する
- 教育的かつエンターテイメント性のあるコンテンツを作成する
- ビジュアル(画像や動画)を活用して情報の消化を助ける
- 訪問者を引きつけるための魅力的なタイトルを作成する
- コンテンツを定期的に更新し、新鮮な情報を提供する
- 長文コンテンツをセクションに分けて読みやすくする
- 見出しや箇条書きを使用して情報を整理する
- 信頼性の高い情報源を引用し、コンテンツの信頼性を高める
- 具体的な事例やケーススタディを提供する
- インフォグラフィックを使用して複雑な情報を視覚的に説明する
- ユーザーの質問に答えるQ&A形式のコンテンツを作成する
- ソーシャルメディアでシェアされやすいコンテンツを作成する
- コンテンツに行動を促す明確なコールトゥアクションを含める
- ブログ記事やニュースレターで定期的に情報を発信する
- 音声コンテンツ(ポッドキャスト)を提供する
- インタラクティブコンテンツ(クイズやアンケート)を導入する
- ユーザーのフィードバックを収集し、コンテンツ改善に反映する
- コンテンツの読みやすさを向上させる(簡潔な文章、適切なフォントサイズ)
- SEO対策を施し、検索エンジンでの可視性を高める
- ユーザー生成コンテンツ(レビューやコメント)を取り入れる
- 異なるフォーマットのコンテンツ(記事、動画、プレゼン資料)を提供する
- ナレッジベースやFAQページを充実させる
- ペルソナを設定し、ターゲットオーディエンスに合わせたコンテンツを作成する
- キーワードリサーチを行い、ユーザーが検索しているテーマに関するコンテンツを提供する
- コンテンツのパフォーマンスを定期的に分析し、改善点を特定する
- 各コンテンツに内部リンクを追加し、関連情報にアクセスしやすくする
- ヒートマップやセッションリプレイツールを使用してコンテンツの効果を確認する
- ソーシャルメディアでのエンゲージメントを促進するためのコンテンツを作成する
- 専門家のインタビューやゲスト投稿を含める
- ローカルコンテンツや地域に特化した情報を提供する
- コンテンツの構成を工夫し、ユーザーが自然に読み進められるようにする
- エンゲージメントを高めるためのストーリーテリングを取り入れる
- コンテンツの視覚的魅力を高めるためにプロのデザインを採用する
- 各コンテンツの目的(教育、販売促進、エンターテイメント)を明確にする
- 動画コンテンツに字幕やトランスクリプトを提供する
- パーソナライズされたコンテンツを提供し、ユーザー体験を向上させる
- 多言語対応のコンテンツを提供し、グローバルなユーザーに対応する
入力フォームの最適化(EFO)
入力フォームはユーザーが離脱しやすいポイントです。フォームを短くし、必要最小限のフィールドに絞り込みます。分かりやすい指示とエラーメッセージを提供し、ユーザーがスムーズに情報を入力できるようにサポートします。また、自動入力機能の利用を促すことで入力負担を減らすことが可能です。
以下は具体的な施策チェックリストです。
- 入力フォームはユーザーが離脱しやすいポイント
- フォームを短くし、必要最小限のフィールドに絞り込む
- 分かりやすい指示を提供する
- 分かりやすいエラーメッセージを提供する
- エラーメッセージをリアルタイムで表示する
- 入力フィールドをグループ化し、論理的な順序に配置する
- 必須フィールドと任意フィールドを明確に区別する
- 入力フィールドに例を表示する(プレースホルダー)
- フォーカスしたフィールドを強調表示する
- 自動入力機能の利用を促す
- 入力履歴の自動補完機能をサポートする
- 入力形式を指定し、フォーマットを自動的に調整する(例:電話番号、郵便番号)
- モバイルフレンドリーなデザインにする
- フォームの見た目をシンプルにし、過剰な装飾を避ける
- 入力データを一時保存し、途中で中断しても再開できるようにする
- 進捗バーを表示し、ユーザーがどの段階にいるかを知らせる
- CAPTCHAの使用を控え、必要な場合は簡易化する
- ユーザーが入力中にアシストするツールチップを提供する
- フォーム送信ボタンを目立つ位置に配置する
- 送信前に入力内容を確認できる画面を提供する
- 入力ミスが発生しやすいフィールドを自動的に修正する(例:大文字小文字の変換)
- フィールドごとに適切なキーボードタイプを表示する(例:メールアドレス用のキーボード)
- 選択肢の多いフィールドにはドロップダウンメニューを使用する
- ステップごとに入力を求める分割フォームを検討する
- 利用規約やプライバシーポリシーを明確に表示し、同意を得るチェックボックスを設置する
- フォームのパフォーマンスを定期的にテストし、改善点を特定する
- ユーザーのフィードバックを収集し、フォームの使いやすさを向上させる
- 多言語対応のフォームを提供する
- アクセシビリティを考慮し、全てのユーザーが利用できるようにする
- 入力データのセキュリティを確保する
- 自動化ツールを使用して、手動入力の必要性を減らす
- フォームの見た目を他のサイト要素と一貫性を持たせる
- フォーム送信後の確認メッセージをカスタマイズし、次のステップを案内する
- 入力フィールドのサイズを適切に設定し、視認性を高める
- ラベルをフィールドの上に配置し、視線の移動を最小限にする
- 入力データのバリデーションを強化し、不正なデータを防ぐ
- コンバージョン率を定期的に分析し、フォームの効果を測定する
まとめ
今回はコンバージョン(CV)やコンバージョン率(CVR)、コンバージョン率最適化(CRO)について解説させていただきました。
Webサイトを効果的に運用するために、ゴールをきちんと設計し、ゴールにつながっている割合を把握し、その割合を高める取り組みであるサイト改善に徹底的に注力してください。
また、CROやサイト改善のお悩みや課題をお持ちでしたら、お気軽にご相談ください。現状の課題をヒアリングさせていただき、ノウハウや事例、施策実施時の注意点などもご紹介させていただきます。