Yahoo!ディスプレイ広告(YDA)完全ガイド|設定や費用相場を解説

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Yahoo!ディスプレイ広告(YDA)は、Yahoo! JAPANのサービスや提携サイトに、広告を掲載することができるサービスです。

YDAを利用することで、Yahoo! JAPANの膨大なユーザーにリーチし、サービスなどの認知度向上や自社サイトへの誘導を促進できます。

この記事では、YDAの基礎知識から、YDAの種類、メリット・デメリット、成果を上げるためのポイントまで詳しく解説していきます。YDAを効果的に活用するためのヒントが満載ですので、ぜひ最後まで読んでみてください。

■この記事でわかる内容
  • Yahoo!ディスプレイ広告(YDA)とは?
  • Yahoo!ディスプレイ広告(YDA)の種類
  • Yahoo!ディスプレイ広告(YDA)を活用するメリット
  • Yahoo!ディスプレイ広告(YDA)を活用するデメリット
  • Yahoo!ディスプレイ広告(YDA)で成果を上げるためのポイント

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Yahoo!ディスプレイ広告(YDA)とは?

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Yahoo!ディスプレイ広告(YDA)とは、Yahoo! JAPANが提供する広告配信サービスのことです。Yahoo! JAPANのトップページやニュースサイト、検索結果ページなど、さまざまな場所に広告を表示できます。

基本的には、Yahoo!JAPANのコンテンツである「Yahoo!ニュース」や「Yahoo!ショッピング」などへの掲載を指します。一部、パートナーサイトとして提携を組んでいる大手新聞社やアメブロなどにも掲載可能です。

YDAには、大きく分けて「運用型」と「予約型」の2種類があります。

  • 運用型:広告主自身で入札単価や配信条件を設定し、柔軟に広告配信できる
  • 予約型:特定の広告枠を予約して配信。主に、ブランド認知や大規模なキャンペーンに利用される

「Yahoo! JAPAN」月間アクティブユーザー数は約8,500万人(※1)です。多くのユーザーに認知が期待できるYDAは、画像や動画など視覚的に訴求力の高い広告を配信できます。

また、Yahoo! JAPANの膨大なユーザーデータに基づいた詳細なターゲティングができるため、ターゲット層に効率的にリーチします。

(※1 2023年1月〜11月の月平均利用者数。スマートフォンとパソコンのユーザー重複を含まない)
引用元:LINEヤフー 媒体資料

配信面

YDAの広告は、Yahoo! JAPANの多様なサービスや提携サイトに配信できます。主な配信先は以下の通りです。

サービス名概要
Yahoo! JAPANトップページ日本最大級のポータルサイトであり、多様なユーザー層にリーチできる。
Yahoo!ニュース新聞・通信社が配信するニュースのほか、映像、雑誌や個人の書き手が執筆する記事など多種多様な情報を掲載するニュースプラットフォーム。幅広い年齢層のユーザーが日常的に利用している。
Yahoo!検索Web検索、画像、動画、地図、オークションなどで、特定のキーワード検索に基づいたターゲティングが可能。ユーザーの興味・関心に沿った広告配信ができる。
Yahoo!知恵袋みんなの疑問を解決するQ&Aコミュニティー内で、ユーザーの具体的なニーズに即した訴求ができる。
Yahoo!メールユーザーの属性に合わせた広告をメールに配信できる。

これらの配信面に加えて、YDAは多くの提携サイトにも配信できる場合があります。提携サイトには、ニュースサイトやブログ、ECサイトなど、さまざまなジャンルのサイトが含まれています。

ターゲティング(人)

YDAでは、ユーザーの属性や興味関心に基づいて、広告を配信するターゲットを絞り込むことが可能です。主なターゲティング方法は、以下のようなものがあります。

デモグラフィックターゲティング

年齢や性別、地域などの属性でターゲットを絞り込めます。属性には、所得や職業、学歴、家族構成なども含まれます。

例えば、40代男性向けの高級車広告であれば、以下のような設定で、高収入の40代男性に絞って高級車広告を配信することができます。

  • 年齢:40歳〜49歳
  • 性別:男性
  • 世帯年収:800万円以上

インタレストターゲティング

ユーザーの興味関心に基づいてターゲットを絞り込める手法です。広告配信プラットフォームなどが、情報をもとにユーザーのインタレストを判定・分類しています。

例えば、40代男性向けの高級車広告であれば、興味関心が「自動車購入」かつ自動車関連サイトへのアクセス履歴、自動車関連キーワードの検索履歴のあるユーザーに絞って配信可能です。

行動ターゲティング

ユーザーの過去の行動に基づいてターゲットを絞り込める手法です。例えば、特定のサイトを訪問したユーザーや、特定の商品を購入したユーザーに広告を表示できます。

狙うべきターゲット層に正確にリーチできると、広告効果の最大化が期待できます。

ターゲティング(掲載場所)

YDAでは、広告を掲載する場所を指定可能です。主なターゲティング方法には、以下のようなものがあります。

プレースメントターゲティング

広告主が特定のWebサイトやWebページを指定し、そのページ内に広告を表示できるターゲティング手法です。まるで雑誌の広告のように、あらかじめ決まった場所に広告を配置できます。

コンテンツターゲティング

広告主が特定のキーワードを指定し、そのキーワードを含むページに広告を表示できるターゲティング手法です。ユーザーが検索したキーワードや、ページ内に含まれるキーワードと広告の内容が関連しているため、ユーザーの興味関心に合致した広告を表示できます。

カテゴリーターゲティング

広告主が特定のカテゴリーを指定し、そのカテゴリーに属するサイトに広告を表示できるターゲティング手法です。例えば「自動車」や「旅行」といった大まかなカテゴリーから、より詳細なカテゴリーまで指定できます。

掲載場所の精度が上がると、広告の関連性が高まり、より効果的なプロモーションが実現できます。

その他のターゲティング

上記以外にも、YDAではさまざまなターゲティング方法が用意されています。

  • リターゲティング:自社のサイトを訪問したことがあるユーザーに絞って広告を表示できる
  • 類似ユーザーターゲティング:既存顧客と似た属性のユーザーに広告を表示できる
  • デバイスターゲティング:パソコンやスマートフォン、タブレットなど、特定のデバイスを利用しているユーザーに広告を表示できる
  • 地域ターゲティング:広告を配信したい特定の地域を指定できる。基本的には県市区町村単位で、どの地域にどれくらい広告を表示させるかも選べる

一部設定できない市区町村もあるため、事前の確認が必要です。これらのターゲティング方法を組み合わせることで、より的確にターゲット層へリーチできます。

入稿規定

YDAで広告を配信するには、Yahoo! JAPANが定める入稿規定に沿って広告を作成する必要があります。入稿規定では、共通注意事項・禁止事項や、広告のサイズ、ファイル形式、容量などが細かく定められています。

例えば、画像広告の場合、ファイル形式はJPEG、PNG、GIFのいずれか、容量は150KB以下にするなどです。

広告の内容についても、虚偽や誇大な表現、わいせつな表現などは禁止されています。動画、画像、掲載箇所によっても変わってくるため、入稿規定の詳細については、Yahoo! JAPANの公式サイトで確認しましょう。

費用形態はクリック課金で決まる

YDAの費用形態は、ユーザーが広告をクリックした時にのみ費用が発生します。

つまり、クリック課金型です。クリック単価は、設定した入札額や広告品質スコア(広告の関連性や推定クリック率等によって決定する指標)などによって決定されます。

例えば、あるキーワードのクリック単価が100円、1日の予算が1,000円の場合、1日に最大10回クリックされると考えられます。

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Yahoo!ディスプレイ広告(YDA)の種類

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YDAには、大きく分けて「運用型」と「予約型」の2種類があります。それぞれの特徴を理解し、目的に合ったタイプを選択することが重要です。

運用型

運用型の場合は、広告主自身で入札単価や配信条件などを設定し、柔軟に広告配信を行うことができます。

運用型で設定できるターゲティングには、オーディエンスリストターゲティングや地域ターゲティングなどがあります。

新規顧客獲得やサイトへの誘導、商品・サービスの認知度向上を目的とする場合に向いているでしょう。

使用用途は、幅広いユーザーへのリーチ、費用対効果の高い広告配信、効果測定に基づいた改善などです。

予算、入札単価、ターゲティングなどを細かく設定できるため、広告内容やターゲットを頻繁に変更したい場合にも向いています。

一方で、入札戦略や効果測定など、ある程度の知識が必要です。また人気のキーワードやターゲットでは入札単価が高くなる場合があるので、これらのデメリットにも注意しましょう。

予約型

予約型は、特定の広告枠を予約して配信します。主に、ブランド認知や大規模なキャンペーンに利用されます。

トップページなどに掲載ができるため、視認性・情報量に優れた画像や、映像による広告表現でファーストビューの占有面積が大きい広告を掲載することができます。

ブランドイメージ向上、大規模なキャンペーン、特定のターゲットへのリーチなどの目的で活用することができるでしょう。

使用用途としては、トップページなどのプレミアムな広告枠への掲載、長期間にわたる広告配信、ブランド認知度の向上などが挙げられます。

一方、あらかじめ配信する期間を決めて予約するため、クリエイティブの変更ができません。また、停止はできますが、延長することもできないので、事前の計画が必要です。

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Yahoo!ディスプレイ広告(YDA)を活用するメリット

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日本最大級のポータルサイトであるYahoo! JAPANのネットワーク内で広告を配信できるため、YDAには多くのメリットがあります。

以下、主なメリットをご紹介していきます。

画像や動画を使用して視覚的にアピールできる

YDAでは、画像や動画を使用して広告を配信することができます。視覚的に訴求力の高い広告は、ユーザーの目を引きつけ、クリック率やコンバージョン率の向上につながります。

例えば、新商品の広告を配信する場合、新しい商品画像や、イメージを膨らませるような魅力的な動画を使用することで、ユーザーに商品の素晴らしさやブランドイメージを効果的に伝えることができます。

ブランドイメージや信用度の向上を狙える

Yahoo! JAPANは、日本最大級のポータルサイトであり、高い信頼性を有しています。YDAを利用することで、Yahoo! JAPANという信頼性の高い媒体に広告を掲載することができます。

これにより、ブランドイメージ向上や企業の信頼度向上につながります。また、より多くのユーザーに自社製品・サービスに興味を持ってもらうことができます。

ブランドイメージや信用度の向上が期待できるでしょう。

潜在的な顧客層に幅広くリーチできる

Yahoo! JAPANは、月間約6,700万人のユーザーが利用しています。YDAを利用することで、この膨大なユーザーにリーチすることができます。

YDAでは、詳細なターゲティング設定が可能です。そのため、自社の商品やサービスに興味関心を持つ潜在的な顧客層に効率的にリーチすることができます。

また、クリック数、表示回数、コンバージョン数など、多様な指標で広告効果を測定できる機能が備わっています。これらのデータに基づいて、広告運用を改善し、より効率的な広告配信を行うこともできるでしょう。

ターゲティングの切り口が幅広い

YDAでは、年齢や性別、地域などの基本的な属性に加えて、興味関心や行動履歴に基づいたターゲティングができます。

様々な切り口でターゲットを絞り込み、効率的に広告を配信することができ、広告効果の最大化につながります。

他の広告サービスとの連携も可能です。例えば、検索広告と組み合わせると、より幅広いユーザーにアプローチすることができるようになります。

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Yahoo!ディスプレイ広告(YDA)を活用するデメリット

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YDAには、メリットだけでなくデメリットも存在します。

  • コンバージョン獲得に不向き
  • 広告の審査に通常3営業日前後かかる
  • Google広告と比較して、利用できる機能が少ない
  • クリック単価の高騰リスク

コンバージョン獲得に不向き

YDAは、認知度向上やサイトへの誘導を目的とした広告配信には効果的ですが、コンバージョン獲得には不向きです。コンバージョン獲得を目的とする場合は、検索連動型広告など、ほかの広告手法と併用することが効果的です。

広告の審査に通常3営業日前後かかる

YDAの広告は、配信前にYahoo! JAPANの審査を受ける必要があります。審査には通常3営業日前後かかります。

そのため、急いで広告を配信したい場合は、掲載が困難です。事前に計画を立てて、時間に余裕を持って広告を作成・入稿する必要があります。

Google広告と比較して、利用できる機能が少ない

Google広告と比較すると、YDAでは利用できる機能が限られています。例えば、Google広告では利用できるリマーケティング機能が、YDAでは利用できません。

クリック単価の高騰リスク

YDAでは、クリック単価が高騰するリスクがあります。特に、競合が多いキーワードで広告を配信する場合、クリック単価が高騰し、広告費用が膨らんでしまう可能性があります。

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Yahoo!ディスプレイ広告(YDA)で成果を上げるためのポイント

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YDAで成果を上げるためには、以下のポイントを押さえましょう。

  • キャンペーン目的を明確に設定する
  • オーディエンスカテゴリーを適切に活用する
  • クリエイティブの工夫を徹底する
  • 配信タイミングの最適化をする
  • A/Bテストを導入してPDCAサイクルを回す

詳細は以下の通りです。

キャンペーン目的を明確に設定する

YDAで広告配信を行う前に、キャンペーンの目的を明確に設定することが大切です。広告を打つ前の基本ではありますが、目的があれば、それに合ったターゲティングやクリエイティブを設定できます。

まずは広告の目的を明確にしてから、方法を選択していきましょう。

オーディエンスカテゴリーを適切に活用する

YDAでは、ユーザーの属性や興味関心に基づいたオーディエンスカテゴリーが用意されています。オーディエンスカテゴリーを適切に活用することで、より的確にターゲット層へリーチが可能です。

例えば、ペット用品を販売する場合は「ペット・動物」カテゴリーを選択することで、関心の高いユーザーへ効率的に広告を配信できます。

クリエイティブの工夫を徹底する

クリエイティブは、ユーザーの目を引きつけ、クリック率やコンバージョン率に大きく影響します。

そのため、サービスや商品に合った画像や動画、キャッチコピーなどを工夫し、魅力的なクリエイティブを作成することが重要です。

Web広告の制作に長けたデザイナーやライターへの依頼もおすすめです。

配信タイミングの最適化をする

広告を配信するタイミングも、成果に影響する要素です。例えば、若年層であれば通勤・通学の公共交通機関内などでスマホ検索をするケースが多いと想定されます。

ターゲット層がインターネットを利用する時間帯や曜日などをリサーチし、配信タイミングを最適化しましょう。

A/Bテストを導入してPDCAサイクルを回す

A/Bテストを実施し、複数のクリエイティブやターゲティングを比較することで、より効果的な広告配信ができます。A/Bテストの結果を分析し、PDCAサイクルを回すことで、継続的に広告効果を改善できます。

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まとめ

YDAは、Yahoo! JAPANの膨大なユーザーにリーチできる効果的な広告手法です。

しかし、YDAを効果的に活用するためには、適切な設定や運用をする必要があります。

当社では、お客様のビジネス目標や課題に合わせて最適な広告掲載方法をご提案します。より詳しい情報が知りたい方や、YDAの運用でお困りの方は、お気軽にお問い合わせください。

著者(writer)
Sienca 事務局

リスティングをはじめとした運用型広告など、インターネット広告全般の運用サポートを実施しております。BtoCからBtoBまで様々なクライアント様の広告運用により得た知見を基にブログをお届けします。

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