YouTubeショート広告とは?広告の出し方見本と動画作成方法
1日300億ビューを越えるYouTubeショートが、2023年本格的に広告掲載を開始しました。設定済YouTube動画広告を使って配信できる手軽さに加え、Instagram、TikTokの動画広告を流用できます。自社サービスとの適正を複数媒体で比較検討している方におすすめです。
YouTubeショートとは?
YouTubeショートは、2021年7月にリリースされた短編動画を作成して共有できる比較的新しい機能です。映像の長さは最大60秒で、通常モバイルデバイスで視聴されます。外出先で移動しながら視聴できるよう、簡単で手軽なコンテンツを探しているユーザーにアピールできる設計です。
TikTokの影響で作られたYouTubeショートですが、視聴者数は急激に増加しており、通常のYouTube動画の収益を脅かすほどの拡大ぶりです。
関連情報:東洋経済ONLINE
デジタル広告を扱う立場であれば、ぜひとも参入したい配信領域と言えるでしょう。
YouTubeショート広告のメリット
TikTokやInstagramを筆頭としたショート動画が拡大した理由に、手間も頭を使わず、寝る前などの隙間時間(短時間)で視聴を済ませることができる点があげられます。
例えば、YouTube動画が30分以上の長さだと視聴者は見ることをためらいますが、そのチャンネル内にショート動画があれば「ちょっと見てみよう」という気にさせてくれます。
YouTubeは長い動画も短い動画もあげられるプラットフォームという強みがあるため、ショート動画ではあえて詳細部分を語らず、長尺動画へ誘導しやすくなります。
また、ショート用の動画を作らなくても長尺動画の切り抜きを使ってショート動画を配信できるのも大きな魅力です。
YouTubeショート広告のポイント
縦型で広告を作成する
縦方向の表示スペースにぴったり合うように映像を調整しましょう。既存の動画広告を使うことも可能ですが、縦仕様の映像の方が効果が高まります。作成においては、Google動画広告テンプレート(記事後半で使い方を解説)を使用することもおすすめです。
最初と最後のインパクトの強さ
動画はとにかく短く要点を絞りましょう。成功するショート動画は、短時間でメリハリのあるストーリーである傾向が高いです。また、注目を集めるオープニングビジュアルも重要です。
コンテンツの相性
コメディー、旅行、科学、情報コンテンツなど、一部のコンテンツは他の動画広告フォーマットよりもショート動画の方が相性が良く、パフォーマンスを発揮することがあります。
ハッシュタグの活用
ショート動画ユーザーの大半はハッシュタグを使用する傾向があります。タイトルやサムネイル、説明欄に取り入れましょう。
Google広告:YouTube 動画でハッシュタグを使用する
YouTubeショート広告の出し方、設定
広告がショート動画で表示されるためにはいくつかの条件があります。
動画アクションキャンペーン、アプリキャンペーン、P-MAXキャンペーンに縦型動画アセットを追加することによって、自動的にショートに合わせてスケールされ、ショートで配信することができます。
下記ではショート広告に必要な設定ポイントのみ載せていますので、基本の設定についてはこちらの記事をご確認ください。
設定①:目標の選択
販売促進、見込み顧客の獲得、ウェブサイトのトラフィック、のどれかを選択。
(またはここで目標を選択せず、サブタイプで「コンバージョンの促進」を選択)
設定②:キャンペーンタイプ
動画、P-MAX、アプリのどれかを選択。
設定③:キャンペーンのサブタイプ
コンバージョンの促進を選択。
設定④:広告の設定
YouTubeにUP済の動画URLを設定し、フォーマットタイプより「ショート動画」の有無を設定できます。
このように、既存の動画を使用してショート広告を作成できます。
動画レスポンシブ広告もリスティング広告同様にアセットを使用できます。アセットについては下記のリスティング広告の記事で詳しくご紹介していますので、よかったら参考にしてください。
YouTubeショート広告動画の作成(Google広告動画テンプレート)
ショート広告やスキップできないインストリーム広告のように、縦型動画が推奨の広告フォーマットが増えてきました。Googleの動画作成テンプレートは、パフォーマンスを最大限に発揮できる構成となっていますので、ぜひ活用しましょう。
作成①:ツールと設定「アセットライブラリ」
ツールと設定→「アセットライブラリ」
作成②:新規作成「動画」
新規→動画→動画を作成
作成③:テンプレートの選択
今回は縦型を使用します。テンプレートごとに向いてるキャンペーン目的の説明が記載されているため、参考にしながら選びましょう。
作成④:項目入力
後はナビゲーションに沿って簡単に作成できます。下記では見本用にUPしたロゴや画像を使用していますが、レスポンシブ等で使用している既存の素材があればそのまま使用できます。
作成したテスト動画
まとめ|資料DL「YouTubeショート広告を活用したビジネス戦略」
これからの時代の流行を作り出すのはショート動画と言っても過言ではありません。だからこそ各SNSも力を入れて取り組んでいると思われます。
ショート動画は再生回数も伸びやすく、設定も簡単です。
これまで通常の動画広告だけを利用していた方も、ぜひショート広告にチャレンジしてみてください。
弊社ではYouTubeショート広告を早くに取り入れ、運用の実績を積んでいます。ぜひお問い合わせください。