Google広告(グーグル広告)とは?広告のプロが教える費用の決まり方と予算設定について
Webマーケティングの担当者なら、Google広告運用にかかる費用や予算設定の基本は押さえておきましょう。
Google広告の公式サイトには日本語訳された解説ページが多くありますが、日本での支払い方法はクレジットカードでの後払いのみなど、よく読まないと勘違いしてしまうコンテンツも存在します。
Google広告運用でよくある悩みの1つに「予算以上の請求をされてしまった。Googleに予算を勝手に使われてしまった」というものがあります。
こういった悩みがなぜ起こるのかといったことも、基本を知ることで理解できます。
Google(グーグル)広告の費用の決まり方
Google広告の費用は、クリック課金で決まります。
クリック課金とは、ユーザーが広告をクリックした回数に応じて費用が決まる課金形式のことです。1回のクリックにかかる料金は、同じキーワードで出稿したい競合他社とオークションで競ることによって決まります。
簡単に説明すると、広告の品質が良く、オークションで高額な入札をした出稿元の広告が良い場所に掲載されやすいのです。
この記事ではGoogle広告全体の費用の決まり方について紹介します。
詳しい広告費用のかかり方や、ディスプレイ広告について知りたい方は、以下の記事でご紹介しているので、ぜひこちらも参考にしてみて下さい。
Google(グーグル)広告の予算設定では推奨予算が表示される
Google広告に使う予算は、広告出稿主が設定できますが、Googleから推奨予算が通知されることがあります。
推奨予算は、今の予算で出稿するよりも表示回数やクリック回数が増えるであろう金額が表示されます。
実際に表示回数やクリック回数が増えるかどうかは出稿してみないとわからない部分が大きいですが、予算が十分にあるなら検討してみるといいでしょう。
Google(グーグル)広告の支払いの仕組みについて
Google広告の支払いは、今回の請求と前回の未払いが請求される仕組みになっています。
請求が発生する日は、支払い基準額に達したときとなっているため、毎月同じ日に請求が発生するとは限りません。
Google広告運用を始めたばかりの方の悩みに「設定した予算以上に使われてしまった」「思っていた以上の金額が請求された」というものがありますが、そういった事象がなぜ起こるのかについて紹介します。
Google(グーグル)広告は1日の予算を超える場合がある
実は、Google広告は1日の予算を超えて広告費用を使う場合があります。これは、成果を最大限に高めるために実施されるものです。
引き上げられる範囲は、指定された1日の平均予算の2倍までとなっていますが、支払方法を「コンバージョンに対する支払い」に設定している場合は2倍以上になることもあります。
この場合、その月に請求される金額は月の予算だけですが、月の予算を超過してしまった分は「未払い分」として翌月に請求されます。
Google(グーグル)プロモーションコードを利用しても請求される
Google広告に登録するとプロモーションコードが送られてきます。プロモーションコードは、設定された金額分だけGoogle広告を運用できるギフトコードのようなものです。Google広告の出稿経験がない方がお試しで広告運用できるようにプレゼントされます。
プロモーションコードを使って広告を出稿した際、プロモーションコード以上の金額が請求され困った経験のある人がいるのは、プロモーションコードに記載された金額での掲載が終わった後も広告が掲載され続けることが原因です。
どうしてもプロモーションコードのみで広告運用したい場合は、残高を確認しながら運用する必要があるのです。
Google(グーグル)広告料金の支払方法はクレジットカードのみ
クレジットカードの支払いの中でも前払いに当たる「クレジットカードの手動支払い」には対応していません。
日本はGoogle(グーグル)広告料金の請求書払い・銀行口座払いの非対応地域
Google広告の料金を請求書払いや銀行口座払いにしたいという広告出稿主は多いのですが、残念ながら日本では対応していません。
公式ページには、大手広告代理店には対応しているような文言がありますが、他のページで「日本は非対応地域」と記載されています。
Google(グーグル)広告は前払い非対応のため返金は関係ない
前払いにも対応していないため、Google広告料金の返金にも対応していません。
前払い対応でリスティング広告やディスプレイ広告を運用したい場合は、Yahoo!広告で運用することになりますが、この場合はGoogle関連サイトへ出稿できないため注意しましょう。
Google広告とYahoo!広告の違いについては、以下の記事でご紹介しているので、ぜひこちらも参考にしてみて下さい。
Google(グーグル)広告費用を抑える4つのコツ
限りのある広告予算から成果を最大化するためには、成果に繋がるポイントを明確に絞ったうえで配信をしていくことが大切です。
検索連動型広告のみで配信をしていく
検索連動型広告のみで、配信をすることで費用を抑えることができます。ユーザが実際に「具体的な商品や、サービス名」で検索をしているということは、ニーズが顕在化している状態です。つまり、ニーズが顕在化しているユーザーを狙って集客をしていくという考え方です。
顕在キーワードに絞る
顕在化しているキーワードに絞って配信をすることで、検索連動型広告の成果を最大化できます。例えば、記事の制作の運用代行をどこかの会社に頼みたい意思のがあるユーザーは、「記事制作 代行」といったキーワードで検索することが予想されます。サービスを提供する側から見れば、受注に近い「見込み顧客」であり、こういったユーザーが検索するキーワードに絞ることで、費用を抑えつつも高い効果を期待できます。
成果に繋がらないクエリは除外する
ユーザーの検索意図を明確に見極め、コンバージョンに繋がらないクエリは除外していきましょう。
例えば、「記事制作」関連でコンバージョンを取りたい中、「新聞記事」で検索しているユーザーには自社の広告を配信しないよう設定をすれば、費用対効果は改善していきます。
配信エリアを明確にする
問い合わせや購入に繋がりやすい地域に、配信エリアを絞って、見込みの高い地域に予算を多く投入することで、期待以上の結果が得られる可能性があります。
特に来店型ビジネスであれば遠方のエリアには配信しない、または、弱く配信する設定をすることで広告費用を抑えることができます。
Google(グーグル)広告の予算設定・費用管理のポイント
Google広告の予算設定や費用管理のポイントは、目的に合わせた予算設定を行い、成果の確認と調整をしっかり行うことです。
どの広告でも言えることですが「何を目的として広告を配信するのか」を明確にして予算設定しないと、不満の残る広告運用になります。まずは、目的を明確にし、数値で表しましょう。
広告の種類は多くありますので、目的に合わせた広告を設定し、広告配信対象になるターゲット設定を使いこなして配信します。
設定した予算は、一度でうまくいくことはあまりありません。コンバージョンの状況や配信状況などを確認しながら、調整していきましょう。
Google(グーグル)広告は種類も豊富!悩んだらプロに相談を
Google広告の費用のかかり方や支払い方法について紹介してきました。
Google広告は出稿可能な広告の種類や掲載可能なクリエイティブの種類も豊富です。「どういったユーザーに対してどの出稿形態とクリエイティブが最適なのか」について悩む担当者は少なくありません。
そういったGoogle広告全般についてお悩みでしたら、弊社が提供する広告運用コンサルティングの活用をご検討ください。
広告運用コンサルティングでは、中長期の広告運用に即したプラン設定を行い、分析・改善までしっかりサポートいたします。
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