インスタ広告とは?種類や費用、運用のコツを解説

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インスタ広告(Instagram広告)は、Meta社が提供する、Facebookと連携した広告プラットフォームであり、そのターゲティングの精度と豊富な広告形式が魅力です。

本記事では、インスタ広告の基本的なメリット、種類、費用、および効果的な運用のコツについて詳しく解説します。Instagramを使ってビジネスの視認性を高め、顧客エンゲージメントを促進する方法を学びましょう。

■この記事のポイントまとめ
  1. インスタ広告は、Meta社が提供するFacebookと連携した広告プラットフォームです。
  2. Instagramユーザーの多くが商品を発見し、検索経験があるため、マーケティングとしての利用価値が高い。
  3. 広告のターゲティングは非常に精密で、年齢・性別、地域、興味・関心など多岐にわたるカテゴリーで設定可能です。
  4. 広告形式にはストーリーズ広告、フィード広告、リール広告など、様々なオプションがあります。
  5. 広告費用はキャンペーンの目的やターゲティングの精度、広告の形式によって異なり、詳細な予算管理が可能です。
  6. 効果的な広告運用のためには、ABテストを利用して最適な広告戦略を見つけることが推奨されます。
Contents
  1. インスタ広告とは
  2. インスタ広告のメリット
  3. インスタ広告の掲載場所
  4. インスタ広告のフォーマット
  5. インスタ広告の費用相場
  6. インスタ広告の目的別目標・課金方式
  7. インスタ広告の費用に影響を与えること
  8. インスタ広告の費用を効果的に抑える方法
  9. インスタ広告を効果的に運用するには
  10. まとめ

インスタ広告とは

インスタ広告は、FacebookやInstagramで有名なMeta社が提供している広告サービスです。

株式会社ホットリンクの調査によりますと、週1回以上Instagramを利用するユーザーのうち約59%がInstagramで商品を発見し、検索した経験があると答えており、商品の認知拡大や販促のツールとして企業のInstagram運用や広告は有効であることが分かります。

インスタ広告のメリット

ビジネスへの活用が期待されるInstagramですが、広告としてはどんなメリットがあるのか、3つのポイントを解説します。

少額から手軽に始められる

インスタ広告は少額の予算から始められます。1日の最低出稿金額は1ドル(米ドル)で、日本円にすると100〜150円程度です。広告の単価はオークション形式で決められますが、あらかじめ設定された予算に合わせて広告が配信されるので、上限を超えることはありません。初期費用や月額費用も無く好きなタイミングで始められます。

詳細なターゲティングができる

InstagramはFacebookと同じターゲティング機能を使用しています。そのため、Facebookのユーザー情報から得られる「年齢・性別」「エリア」「属性」と、Instagramユーザーの「興味・関心」や「行動」を組み合わせた、高精細なターゲティングが可能です。

Instagramの「興味・関心」はユーザーがフォローしたアカウントや「いいね」した投稿から類推された情報で、以下のカテゴリーで設定できます。

  • エンターテイメント
  • スポーツ・アウトドア
  • テクノロジー
  • ビジネス・業界
  • フィットネス・ウェルネス
  • 家族と交友関係
  • 買い物・ファッション
  • 趣味・アクティビティ
  • 食品・飲料品

Instagramの「行動」は、過去の購入履歴やデバイスの利用状況、旅行や記念日など、ユーザーの行動履歴に基づきターゲットを設定します。

また、Facebookの「属性」には以下の情報が含まれます。

  • 学歴 
  • 仕事 
  • 収入 
  • ライフイベント(誕生日など)
  • 政治 
  • 交際 
  • 子供の有無

若い人や女性にアプローチしやすい

Instagramのユーザーは10~20代が多く、商品やサービスを若年層のターゲットへアプローチする手段としてインスタ広告は有効です。2020年に総務省が発表した調査報告書によると、2020年1月の時点では、10代で63.4%20代で64%の人が利用していることが分かりました。男女別で見ると男性は31.9%女性は43.8%と、女性の利用者がやや多くなっています。

【令和元年度】主なソーシャルメディア系サービス/アプリ等の利用率(全年代・年代別)

Instagramの年代別利用者数
データ引用元:総務省の調査を元に作成

インスタ広告の掲載場所

インスタ広告には4種の配信面があり、それぞれ表示方法や機能が違います。各配信面の特徴を解説します。

Instagram広告の配信面
画像引用元:Facebook広告ガイドを元に画像作成

ストーリーズ広告

ストーリーズ広告は、Instagramのストーリーズ枠に表示される広告で、画像、動画、またはカルーセル形式で最大15秒間表示されます。通常のストーリーズ投稿は24時間以内に消えてしまいますが、広告は消えません。投稿の合間に全画面で表示されるため、ユーザーの目に留まりやすいことが特徴です。

ストーリーズ広告について詳しくはこちら

 

フィード広告

Instagramのフィード(タイムライン)上に流れる広告で、静止画もしくは動画とキャプション(テキスト)を利用できます。フィードはInstagramアプリを開いて最初に表示されるため、ユーザーの目に付きやすくなっています。一般の投稿と違い「広告」のラベルが表示され、CTAボタンなどを追加できます。また、自社アカウントをフォローしていないユーザーにも表示されます。

発見タブ広告

フィードに広告を掲載している場合、同じ広告を発見タブにも掲載することができます。
発見タブは、アカウントや投稿を検索する他に、ユーザーがフォローや「いいね」した投稿をもとに、他に興味を持ちそうな写真や動画をInstagramが自動で表示します。主に新しい情報を見つけたいユーザーが利用し、Instagramアカウントの50%が毎月発見タブを使用していると言われています。既存のターゲットに加えて新しいユーザーへリーチを拡大させることに役立ちます。

リール広告

リールは短い動画を作成・投稿できる、TikTokに似た機能で、「いいね」やコメントをつけることができます。投稿の合間に広告が流れる点や、縦長の全画面に表示される点はストーリーズ広告と同じですが、リール広告はリールタブの他、発見タブ、フィード面にも配信され、最長90秒までの動画をアップロードできます。

インスタ広告のフォーマット

インスタ広告には、目的や商材に合わせた多彩な広告フォーマットがあります。各フォーマットごとに配信できる場所も違いますので、サンプル画像とあわせてご紹介します。

画像広告・動画広告

Instagramの写真広告・動画広告
画像引用元:Facebook広告ガイド

Instagramの基本的な投稿フォーマットです。ストーリーズ、フィード、発見タブ、リール(動画のみ)に広告を配信できます。広告サイズ(縦横比)は掲載面によって規定が異なるので、掲載したい場所に合わせて作成することがポイントです。

カルーセル広告

Instagramのカルーセル広告サンプル画像
画像引用元:Facebook広告ガイド

カルーセル広告は、1つの広告に複数の画像と動画、リンクを設定できます。ストーリーズ、フィード、発見タブに配信可能です。カード状の広告が横並びに表示され、複数の商品を紹介する、紙芝居のように順を追って説明する、といったことが可能です。1つのカルーセル広告に最大10個のカードを設定できます。

コレクション広告

Instagramのコレクション広告
画像引用元:Facebook広告ガイド

コレクション広告は、カバーとなるメインの画像もしくは動画と、それに連なる商品詳細の画像で構成されています。フィードとストーリーズのみ配信できます。カルーセル広告は左右にスワイプさせて商品を切り替えますが、コレクション広告は縦のスクロールだけで商品を一覧できることが特徴です。商品カタログのように商品を眺められ、ユーザーの購入意欲を高めることができます。

ショッピング広告(商品タグ)

Instagramの商品タグ機能
画像引用元:Facebook広告ガイドを元に画像加工

ショッピング広告は、投稿に「商品タグ」を設置できる機能で、フィード、ストーリーズ、リールの各投稿に設定できます。投稿を見て商品が気になった人を自社サイトへ誘導できるため、購入までの導線がスムーズになり、コンバージョンの促進につながります。既存の投稿に後から商品タグを追加することもできます。

アンケート広告

Instagramのアンケート広告
画像引用元:Facebook広告ガイド

アンケート広告は、ストーリーズ広告に追加できる機能です。広告を見たユーザーに対し、スタンプで二択の質問を表示し、投票してもらいます。ユーザーはちょっとしたゲーム感覚で楽しみながら回答できるので、広告の閲覧時間が伸びたり、ブランドへの親しみやすさが増したりといった効果が得られます。

ブランドコンテンツ広告

ブランドコンテンツ広告は、クリエイターが投稿するコンテンツを自社広告として配信できる、タイアップ型の広告です。投稿記事には「タイアップ投稿」と明記され、通常の投稿とは区別されます。クリエイターのフォロワーに対して自社の商品をアピールでき、新規顧客の開拓につながります。自社アカウントの投稿でなくても効果測定を行えることもメリットです。

インスタ広告の費用相場

Instagram 広告の費用

FacebookとInstagramの広告は、同じ広告マネージャーを使用して機能しますが、それぞれの広告コストは異なります。

ユーザー層

Instagramのアクティブユーザーの31%は18~24歳で、Instagram全体のユーザー50%以上は34歳以下です。
Facebookは25~34歳が32%、35~44歳が18%と幅広い年齢層のユーザーがいますが、近年では成人以上~高齢者など、やや上の年齢層にアプローチしています。

使用状況

Instagramの1日のユーザー数は5億人と言われています。これらのユーザーの少なくとも63%が1日に1回アプリを開き、42%が1日に1回以上アプリを使用します。

エンゲージメント

Instagramの平均エンゲージメント率は0.96%で、Facebook(0.13%)やTwitter(0.05%)を上回ります。

出典元:manychat

これらを踏まえた上で、下記平均値をご参考ください。(※2023年10月時点の情報※1ドル140円想定で算出)

インスタ広告の平均クリック単価 (CPC)

Instagramのクリック単価は56円~98円の範囲です。
リンク先URLがある場合の単価は70円から133円の範囲です。


100回クリックされた広告に5,600円を投資した場合、CPCは56円になります。

インスタ広告のエンゲージメントあたりの費用(CPE)

Instagramのエンゲージメントあたりのコストは1.4円~7円の範囲です。


100のエンゲージメントに140円を投資した場合、CPEは1.4円となります。

インスタ広告の1,000impあたりの平均費用(CPM)

Instagramの1,000インプレッションあたりのコストは、パフォーマンスの高いキャンペーンとそれぞれの広告セットの場合、350円から490円の範囲です。


10,000のインプレッションに3,500円を投資した場合、CPMは350円となります。

インスタ広告とFacebook広告の費用の違い

CPMに関しては、FacebookはInstagramよりも2倍近く高い傾向にありますが、例えば、InstagramでのCPMが350円なら、Facebookでは700円近くになることもあります。
一方、CPCはInstagramに比べてFacebookの方が半分近く低い傾向があるとされています。


InstagramでのCPCが84円なら、Facebookでは42円程度です

出典元:manychat

インスタ広告の目的別目標・課金方式

Meta広告では目的ごとに選択できる項目が変わります。
使用したい目的にどのような設定項目があるのか事前に確認しておきましょう。
※下記は2023年10月時点の情報です。

目的 コンバージョン (タイプ選択有) 目標 課金方式
売上 アプリ
支払い情報の追加、カートに追加、ウィッシュリストに追加、登録完了、寄付、アプリ内の広告クリック、アプリ内の広告インプレッション、チェックアウト開始、購入、検索、クレジットの使用、トライアルの開始、サブスクリプション登録、コンテンツビュー。
(その他の目標)
インプレッション数を最大化 CPM
デイリーユニークリーチを最大化
(コンバージョンの目標)
リンククリック数の最大化 CPM
ウェブサイト
支払い情報の追加、カートに追加、ウィッシュリストに追加、登録完了、寄付、チェックアウト開始、購入、検索、トライアルの開始、サブスクリプション登録、コンテンツビュー。
(その他の目標)
インプレッション数を最大化 CPM
デイリーユニークリーチを最大化
ランディングページビュー数を最大化
リンククリック数の最大化
(コンバージョンの目標)
コンバージョン数の最大化 CPM
コンバージョン値の最大化
ウェブサイトとアプリ
カートに追加、支払い情報の追加、ウィッシュリストに追加、登録完了、チェックアウト開始、リード、購入、トライアルの開始、検索、サブスクリプション登録、コンテンツビュー。
コンバージョン数の最大化 CPM
メッセージアプリ
支払い情報の追加、カートに追加、ウィッシュリストに追加、登録完了、寄付、チェックアウト開始、購入、検索、トライアルの開始、サブスクリプション登録、コンテンツビュー。
会話数を最大化 CPM
電話
注: Metaピクセルイベントを最適化できるのは、合算イベント測定とアプリSDKの両方でトラッキングしている場合のみです。
通話数を最大化 CPM
認知度 なし (動画再生数の目標)
ThruPlayの再生数を最大化 ThruPlay、CPM
動画の2秒以上の継続的な再生数を最大化 ThruPlay、動画の2秒以上の継続的な再生
(認知度アップの目的)
インプレッション数を最大化 CPM
広告リーチの最大化
広告想起リフトを最大化
リード Instagram リード数の最大化 CPM
インスタントフォーム リード数の最大化 CPM
コンバージョンリード数の最大化
インスタントフォームとMessenger リード数の最大化 CPM
ウェブサイト
登録完了、問い合わせ、場所の検索、リード、予約、検索、トライアルの開始、応募、サブスクリプション登録、コンテンツビュー。
(その他の目標)
インプレッション数を最大化 CPM
デイリーユニークリーチを最大化
ランディングページビュー数を最大化
リンククリック数の最大化
(リードの目標)
コンバージョン数の最大化 CPM
通話 通話数を最大化 CPM
トラフィック Instagramプロフィール Instagramプロフィールへのアクセス数を最大化 CPM、CPC
アプリ (その他の目標)
デイリーユニークリーチを最大化 CPM
(トラフィックの目標)
リンククリック数の最大化 CPM
ウェブサイト (その他の目標)
インプレッション数を最大化 CPM
デイリーユニークリーチを最大化
会話数を最大化
(トラフィックの目標)
ランディングページビュー数を最大化 CPM
リンククリック数の最大化 CPM、CPC
メッセージアプリ (その他の目標)
インプレッション数を最大化 CPM
デイリーユニークリーチを最大化
会話数を最大化
(トラフィックの目標)
リンククリック数の最大化 CPM、CPC
電話 会話数を最大化 CPM
エンゲージメント Facebookページ ページへの「いいね!」の数を最大化 CPM、ページへの「いいね!」
アプリ (その他の目標)
デイリーユニークリーチを最大化 CPM
リンククリック数の最大化
(エンゲージメントの目標)
アプリイベント数の最大化 CPM
ウェブサイト
ウィッシュリストに追加、問い合わせ、製品のカスタマイズ、寄付、場所の検索、予約、検索、トライアルの開始、応募、サブスクリプション登録、コンテンツビュー。
(その他の目標)
インプレッション数を最大化 CPM
デイリーユニークリーチを最大化
ランディングページビュー数を最大化
リンククリック数の最大化
(エンゲージメントの目標)
コンバージョン数の最大化 CPM
メッセージアプリ ▽広告のタイプ
スポンサードメッセージ インプレッション数を最大化 CPM
メッセージ誘導 会話数を最大化
広告 ▽エンゲージメントタイプ (その他の目標)
イベントへの参加 インプレッション数を最大化 CPM
デイリーユニークリーチを最大化
(エンゲージメントの目標)
投稿のエンゲージメントを最大化 CPM
イベントへの参加数を最大化
投稿のエンゲージメント (その他の目標)
インプレッション数を最大化 CPM
デイリーユニークリーチを最大化
(投稿のエンゲージメントを最大化)
エンゲージメントの目標 CPM
動画の再生 ThruPlayの再生数を最大化 ThruPlay、CPM
動画の2秒以上の継続的な再生数を最大化 ThruPlay、動画の2秒以上の継続的な再生
電話 通話数を最大化 CPM
アプリの宣伝 アプリ
登録完了、チュートリアルの完了、問い合わせ、場所の検索、予約、検索、トライアルの開始、応募、サブスクリプション登録、コンテンツビュー。
▽モバイルアプリストア (その他の目標)
Amazonアプリストア
App Store
Facebookキャンバス
Google Play
iPad向けApp Store
Oculusアプリストア
Windowsストア
ゲーム
リンククリック数の最大化 CPM
(アプリの宣伝の目標)
アプリイベント数の最大化 CPM
アプリのインストール数の最大化
コンバージョン値の最大化

インスタ広告の費用に影響を与えること

Instagramの広告費用は、以下の要素で大きく異なります。

キャンペーンの目的

キャンペーンの目的に応じて、費用は大きく変わります。
例えば、人々に商品やブランドを知ってもらうだけのキャンペーンは比較的安価です。しかし、商品の購入などの具体的なアクションを促すキャンペーンは、ターゲットとなるユーザーにピンポイントでアプローチする必要があり、最適化の要素が多く求められるため費用が高くなることが多いです。

関連性スコア

広告の関連性スコアは、ターゲットユーザーに対する広告の重要性と関連性を組み合わせたもので、Instagramは広告の関連性を1~10段階で評価します。
閲覧、クリック、インストール、ページ訪問が多いほど、関連性スコアは高くなり、否定的なアクション (フラグ、非表示、報告)が増えると、関連性スコアは急激に低下します。

広告の関連性についてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。

ターゲティングボリューム

ターゲティングボリュームが大きければ大きいほど広告の費用が高くなり、ターゲティングを絞るほど親和性の高いユーザーに届きやすくなるため費用を抑えることができます。
多数の似たようなブランドが集中する同じターゲット層では競合が激化するため、競合を抑えた上位表示やコスト抑制が難しくなることがあります。


20~30代の女性をターゲットにするより、20~30代の女性で特定の趣味や関心を持つ層をターゲットにした方が、ターゲットが絞られて効果的に届くため、費用を抑えることができます。

予算規模による影響

広告の効果を最大限に引き出すためには、機械学習がそのキャンペーンの特性やターゲット層の反応を把握する時間が必要になります。広告がユーザーとの良好なエンゲージメントを築いていればFacebookやInstagramのシステムもその努力を評価し、長期的な広告費用を有利に進めてくれます。予算が少なすぎると十分な情報が集まらず最適化が遅れ、落札価格がいつまでも下がらないということがあります。

競争とタイミング

同じ支出額と関連性スコアにある競合他社との入札合戦になった場合、入札額を調整するタイミングに注意しましょう。
たとえば、クリスマスや夏休みなどのイベント時期では広告の費用が常に増加します。
競合他社に勝つためには、ターゲティングの精度を上げ、広告のクオリティと関連性を向上させることが必要です。

インスタ広告の費用を効果的に抑える方法

自動入札の活用

自動入札を使用すると、キャンペーンに適した入札額をコントロールしてくれます。
例えば広告費を3日単位で設定し、上限を維持しながら自動入札の学習が進むよう管理を効率化しましょう。

正確なターゲティングを使用する

インスタ広告はCPM入札が基本なため、ターゲットユーザーを拡大しても余分な費用がかかるだけです。
特定のユーザーにリーチするには、広範な分析と調査を実施してユーザー層を把握する必要があり、対象ユーザーの興味、習慣、場所に注目し、アクティブ時間やピーク時間などのミクロ情報まで掘り下げていくと効果的です。

さまざまな広告フォーマットをテストする

写真、画像、表現など、さまざまな種類のコンテンツに合わせ複数の広告フォーマットをテストし、最適な広告を作成しましょう。
また、Facebookの場合、少なくとも 1080px×1080pxのバナーを使用する必要があり、Instagramストーリーズ広告の場合は、1080px×1920px以上のPCサイズ(アスペクト比 9:16)を使用するのがベストです。

インスタ広告のターゲティング、広告フォーマットについてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。

インスタ広告を効果的に運用するには

上手に活用すれば費用対効果の高いインスタ広告ですが、配信するだけでよいというものではありません。運用のコツや気を付けたいポイントをまとめました。

広告の目的やターゲットを明確にする

精度が高いインスタ広告のターゲティング機能を有効に活用するためにも、広告のターゲットを明確にすることが大切です。
どんなユーザーに自社の商品・サービスを知って欲しいか、ペルソナをしっかり立ててから広告を出稿しましょう。
ただし、広告を配信する対象を絞り込み過ぎてしまうと、思った効果が得られない場合があります。ターゲットを軸に柔軟な目標設定を心がけます。

ペルソナについて詳しくはこちら

クリエイティブ(写真・動画)にこだわる

Instagramは写真や動画のビジュアルをメインにした広告なので、広告のクリエイティブを魅力的に見せることが重要です。写真がイマイチではユーザーに目を留めてもらえません。ひと目で商品やサービスの魅力を伝えられるよう、クリエイティブの制作に力を入れましょう。

テストを繰り返し、配信の精度を高める

インスタ広告には「ABテスト」の機能があります。クリエイティブやオーディエンス、配置などを複数パターンテストし、どの戦略が最も効果的かテストを繰り返すことで、効果的な戦略が見えてきます。また、インスタ広告のターゲティング機能には機械学習が組み込まれています。配信開始から時間の経過とともに、どのオーディエンスが自社の商品にリーチしやすいか、といった情報が蓄積され、より効果的な広告配信がなされるようになります。

インフルエンサーマーケティング(インスタグラマー)の検討

自社に適した施策を検討するうえで、インフルエンサーマーケティングが相性が良い場合もあります。
下記の記事ではインフルエンサーマーケティングの基礎、インスタグラマーとインスタ広告の比較を詳しくご紹介しています。

まとめ

インスタ広告は、ターゲット層への精密なアプローチと多様な広告フォーマットにより、企業にとって非常に効果的なマーケティングツールです。本記事では、広告の種類や費用、ターゲティングの方法などを詳しく紹介しました。これらの情報を活用して、インスタ広告を最大限に利用し、ビジネスの成果を向上させましょう。


当社では、BtoC、BtoB問わず、様々な業種業態での広告運用で得た知見に基づき、最適な広告プランニングを提供します。また、広告運用による集客だけでなく、集客からの分析や顧客育成の領域まで、デジタルマーケティング全般を網羅したサポートが可能です。
無料相談も行っておりますので、広告運用やデジタルマーケティングにお困りの際はお気軽にご相談ください。

著者(writer)
Sienca 事務局

リスティングをはじめとした運用型広告など、インターネット広告全般の運用サポートを実施しております。BtoCからBtoBまで様々なクライアント様の広告運用により得た知見を基にブログをお届けします。

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