MAツールSATORIとは?機能や特徴、導入のメリットや費用を解説
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「MAツール」と聞くと、「また新しい何か?」「面倒なシステムじゃないのか?」といった疑問が頭をもたげるかもしれません。しかし、国産MAツールのSATORIはシンプルな画面でありながら、各種機能が充実している使いやすいMAツールで、サポートが非常に充実しています。
今回はMAツールSATORIの特徴や各種機能、メリット・デメリット、導入したほうがよい業種や企業などについて紹介します。
MAツールでは何ができる?
MAとは、Marketing Automationの略称で、MAツールとはマーケティングを支援してくれるツールのことです。サービスや商品に興味を持つ見込み客を有望な顧客に育て、商談化するまでの流れをサポートしてくれます。
顧客を獲得し商談にこぎつけるためには、ユーザーの入り口となるランディングページやサイトの作成、コンテンツの作成、顧客リストの作成、ユーザー動向の把握、実行した施策の効果測定など、色々なことをしなければなりません。
しかし、それを実行していると肝心の最後のアプローチである商談の準備を十分にできないといったことが発生するかもしれません。限られた時間を効率よく活用するには、MAツールができる仕事はMAツールに任せてしまうのが一番です。
MAツールSATORIの特徴
MAツールSATORIは、国産のMAツールです。SATORIには以下の3つの特徴があります。
- 顧客獲得に強い
- 簡単、シンプル
- 手厚いサポート体制
一般的なMAツールは、問い合わせなどで入手した実名などの個人情報をもとにアプローチします。しかし、SATORIは実名客だけではなく、問い合わせフォームなどを利用する前の匿名客にも働きかけることができるため、顧客を獲得しやすいといえます。
SATORIは、使用方法が簡単でシンプルなのも特徴です。Webサイトに計測タグを埋め込むだけで即日運用を開始できるので手間がかからず、情報入力や閲覧などのインターフェースがシンプルであるため、MAツールをあまり使ったことがない人でも活用しやすいように工夫されています。
後ほど詳しく述べますが、サポート体制が非常に手厚いため、導入してから使用できなくて困るといったことがありません。
SATORIを導入すると、顧客の興味関心に合わせた適切なアプローチをしつつ、検討状況を把握しやすくなるため、見込み顧客にアプローチするタイミングが計りやすくなります。その結果、商談機会が創出されやすくなるでしょう。
顧客情報の一元管理をすることで、これまでに得た情報の共有・活用がしやすくなります。さらには、これまで実施してきた施策の効果測定も可能です。
また、画面が非常に見やすく、視覚的に情報をとらえられるメリットもあり、他のツールと比較してもかなり使い勝手が良いといえます。
導入事例を見ると、数百人規模の大企業から50人以下の比較的小規模な事業者も導入していることから、規模の大小にかかわらず柔軟に対応できるシステムだとわかります。加えて、SATORIは国産ツールであり、日本語でのサポートが充実しています。
SATORIは国産ツールで手厚いサポートが受けられる
SATORIの良いところは、操作がシンプルで、初心者でも使いやすいことや手厚いサポートがついていること、国産ツールであることなどです。
MAツールに限らず、画面が見にくく、必要な情報を探しづらいツールは敬遠されがちですが、SATORIは画面がとてもシンプルで操作が簡単です。これであれば、パソコンが得意ではない人や初心者でも直観的に使いやすいと感じます。
サポート面はかなり充実しています。導入前、導入直後、運用の3つのフェーズで専門スタッフが使い方や設定をコーチしてくれます。
導入前には課題に応じたツールの活用方法、導入直後にはウェルカムミーティング、運用時には支援結果やPDCAのふりかえり、今後の施策の検討といったフォローアップミーティングを開催。各段階で切れ目なくサポートします。
もちろん、SATORIは国産ツールであるため、ツールで使用されている日本語やヘルプ・マニュアルの日本語も自然でわかりやすく表記されています。
SATORIの機能を解説
SATORIは非常に優れた機能をもっています。ここでは、SATORIの4つの機能について詳しく解説します。
リード管理やリードジェネレーション機能
リードジェネレーション機能とは、新規の見込み客であるリードを獲得するための機能のことです。主な機能は以下のとおりです。
- アクセス企業リスト
- セグメント機能
- Webページ制作機能
- フォーム作成機能
自社サイトを訪れる見込み客の属性を知りたいときは、アクセス企業リストや特定条件でグループ化する機能を使うとよいでしょう。アクセス企業リストは、IPアドレスから企業を特定する機能で、どの企業が自社サービスに関心を持っているか把握できます。
特定条件でグループ化したいときはセグメント機能が効果的です。また、新規顧客の窓口になるWebページの製作も容易です。SATORIのWebページ制作機能は専門知識が無くてもWebページの作成ができます。もちろん、問い合わせフォームなどの作成も簡単にできます。
リードナーチャリング機能
リードナーチャリングとは見込み客であるリードを育成する機能のことです。主な機能は以下のとおりです。
- ポップアップ表示機能
- プッシュ通知機能
- パーソナライズ機能
- ステップメール機能
- Webhookによる外部サービス連携
見込み客を有望な顧客に育成するためには、見込み客との接点を増やす必要があります。
たとえば、自社サイトを閲覧している見込み客に対し、ポップアップやプッシュ通知を表示して問い合わせや自社サイトへの再来訪を促す機能や、自社サイトのコンテンツをターゲット別に自動で出しわけるパーソナライズ機能、見込み客に対するステップメール、Webhook(自社のサービスとTwitterやFacebookなどを自動的に連携する仕組み)による外部サービスとの連携も可能です。
こうした機能をフル活用し、見込み客との接点を増やして良好な関係を構築することを目指します。
見込み顧客管理とリードクオリフィケーション機能
リードクオリフィケーションとは、有望な見込み客の中から購入可能性の高い顧客を選び出すことです。そのためには、顧客情報の一括管理が必要です。主な機能は以下のとおりです。
- ホットアラート通知
- 商談情報管理機能
- カスタマー情報閲覧機能
- スコアリング機能
- タグ管理機能
- 商品情報管理機能
ホットアラート通知は、検討度合いの高い見込み客の存在を担当者に知らせ、次のアクションを促します。商談が始まれば、それに関する情報を整理し相手を分析。次回のアプローチをしやすくします。
また、顧客の情報をスコアリングし、いつでも閲覧できるカスタマー情報閲覧機能やオフラインでの行動を記録するタグ管理、販売する商品に関する情報の管理もできます。
分析・レポート機能
SATORIには分析・レポート機能もついています。主な機能は以下のとおりです。
- ダッシュボード
- 目標設定・管理
- キャンペーン作成・管理
- セグメント機能
ダッシュボードでは設定項目の確認や流入数の日時推移、アクション数やキャンペーンの日時推移などが表示されるので、現状把握に役立ちます。もちろん、設定した目標や達成率なども随時チェックできます。
また、キャンペーンの作成機能を使用すると、キャンペーンに関するデータを一元管理できるため、評価がしやすくなるでしょう。さらに、顧客の属性を明らかにするのであれば、セグメント機能を使用すると効果的です。
SATORIの料金体系と導入までの流れ
SATORIの利用料金は、初期費用が300,000円で月額148,000円です(2023年4月現在)。ただ、この料金で使用できるのは基本機能だけですので、基本以外の機能を使うときは別途オプション料金が発生します。
出典:SATORI料金
導入の流れは以下のとおりです。
- ヒアリング
- 提案
- 契約
- サービス開始
ヒアリングでは、SATORIの営業担当者が問い合わせ内容についての確認や顧客の要望吸い上げを行います。ヒアリングした情報をもとに、MAツールの活用方法などを提案。双方が納得すれば契約が結ばれ、サービスが開始されます。
SATORI導入のメリット
SATORIを導入するとどのようなメリットがあるのでしょうか。主なメリットを3点解説します。
MAツールに不慣れでも使いやすい
1つ目のメリットは直観的で使用しやすいことです。見た目がわかりやすいため、MAツールに慣れていない方でも、比較的簡単に使用できます。
国産なのでサポート面に安心感がある
2つ目のメリットは国産ツールであることです。MAツールが海外製のものだと、どうしても言葉に関する不安が出てきます。サイト説明の日本語文が不自然であることや、サポートの内容が伝わりにくいことがあります。
その点、SATORIは国産ツールなので、原則、日本語サポートとなるため、ユーザーが持つ不安に適切に対応できます。
匿名ユーザーにもしっかりとアプローチできる
3つ目のメリットは匿名のユーザーにもアプローチできる点です。一般的なMAツールは問い合わせなどで得た情報に基づきアプローチを開始します。また、セミナーなどへの誘導も効果的にでき、リードジェネレーションを早い段階からできるという長所もあります。
SATORIのデメリット
優れた機能が多々あるMAツールですが、費用面と外部との連携という点でデメリットがありますので詳しく解説します。
導入コストや毎月のコストは決して安くはない
先ほども述べたように、SATORIの初期導入コストは300,000円で、導入後も月額148,000円、年額で1,776,000円の支出が続きます。MAツールの中には無料で導入できるものや、月額30,000円以下で導入できるものがあることを考えると、コストが高いともいえます。
外部ツールとの連携に手間がかかる
外部ツールとの連携に手間がかかるのもデメリットです。公式サイト内に連携の手順が示されていますが、それを見ると複数の設定が必要であることがわかります。初心者だと、連携が難しいかもしれません。
SATORIのMAツールはどのような企業におすすめ?
SATORIは、有名企業を含む累計導入社数1,000社を超えるMAツールです。
匿名の見込み顧客の獲得に強みを持つツールで、広告などBtoBビジネス主体の業種に適しています。一般的なMAツールは、問い合わせなどによって入手した個人情報をもとに、実名客に対してアプローチしますが、SATORIは匿名の見込み顧客へも働きかけられます。
企業が持つ顧客データ以外のオンライン上の匿名データを活用したアンノウンマーケティングと言いますが、SATORIは自社サイトを閲覧しているユーザーの企業名をIPアドレスからの判別や、特定の行動や条件でグループ化し、獲得を強化したい見込み顧客の分析やアプローチを可能とします。
そのため、新規顧客の獲得に苦労している企業やサイト来訪数の増加が商談に結び付いていない企業に向いていると言えるでしょう。
SATORIはMAツールに不慣れな企業でも安心!
SATORIの長所は「見た目」がわかりやすいことです。
スマートフォンのように視覚的に捉えやすいので、直観的に操作できます。複雑な操作がないこともSATORIのよいところです。したがって、普段、あまりMAツールを操作したことがない人でも、安心して利用できます。
まとめ
SATORIは匿名顧客にアプローチできる点で他のMAツールと一線を画しています。操作性が高く、初心者でも扱いやすいのも大きなメリットです。
今後、企業のDX化が進む中で、効率化できる業務はできるだけMAツールにゆだね、担当者は契約の成立のために多くの時間をさけるようになるでしょう。導入している競合他社に後れを取らないためにも、積極的に導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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